小栗旬&松山ケンイチ、17年ぶりの共演の感想は?撮影の裏話明かす

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小栗旬主演の日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』(TBS系、10月10日スタート、毎週日曜21:00~※初回25分拡大)の制作発表会見が行われ、主演の小栗ほか、共演者の松山ケンイチウエンツ瑛士中村アン國村隼比嘉愛未石橋蓮司仲村トオル香川照之が出席した。

1973年に刊行された小松左京の小説「日本沈没」をドラマ化した本作は、小説でも描かれていた「環境問題」を現代に照らし合わせ、登場人物をオリジナルキャラクターにすることで、2023年の東京を舞台に、今だからこそ描くべき物語を「見出していく希望」をテーマに描く。

日曜劇場11年ぶりの出演となる小栗は目的のために手段を選ばない野心家の環境省官僚・天海啓示を演じる。会見では作品の内容に絡め、「どういう人が信じられるリーダーか」について質問を受けたが、「今日もみなさんと取材をさせてもらっている中、どういう人が信じられるリーダーか考えていたんですけど、信じる力の強い人かなって思います。信じたらそこへ突き進む力、支えてくれる人を信じ抜く力を持っている人」と自身の見解を述べた。

小栗とプライベートでも仲の良いウエンツはこれに対して、「小栗さんもリーダー(的な人)だと思っていますよ」と述べ、「(小栗は)基本、かまって欲しくて、“僕が、僕が”ってタイプですけど、頼り甲斐のある男であることは間違いない」と断言。自身は本ドラマで、天海とともに、個性豊かな「日本未来推進会議」に参加する最年少メンバーの石塚平良を演じたが、「石塚としては天海さんに心酔していく役。天海の背中は小栗さんの背中でもあると思いながら演じていました」と小栗から刺激をもらったという。

松山は天海と同期である経産省官僚・常盤紘一を演じる。「天海はどちらかというと前に進んでいくタイプ。常盤は周りとのバランスをとりながら、物事に挑戦していく立場。でも、必ず天海のような前に進んでいくタイプの人は必要。そういうリーダーシップを持った人をどうしたら生かしていけるのか、それを調整していく役所。客観的にものごとを見ているタイプ」と自身の役を紹介。

その上で17年ぶりの共演となった小栗に対して、「僕自身が常盤と全然違うタイプ。自分のことしか考えていないタイプ。小栗君を見ていたら現場にいて、いろんな人と話をしていた。一人でぼーっとしている人に近づいて話してるのを見て、(常盤像は)これだなって。現場でのアンテナの張り方、立ち振る舞い方も参考になりました。常盤的な部分を持っている人だなって。天海が小栗君でよかった。助かりました」と小栗の現場での存在感が、役作りの参考になったと紹介。

小栗も「楽しかったです。いっぱい支えてもらいました。常盤にもマツケンにも」と嬉しそうに松山との共演を振り返り、松山が指摘した現場での周囲の気遣いについても「(そういうことを意識しだしたのは)香川照之さんがきっかけかもしれないです」と分析。「自分がまだ20代前半の頃に父の影響でちゃんと人の名前は覚えなさいって言われてそうしていたんです。でも、そんな時に自分よりも先にスタッフの名前を覚えているのが香川さんで、上には上がいるもんだなって思ったんです」とその理由も明かす。

これに香川は照れ臭そうな表情で「そうかもしれないです」とコメント。「小栗さんが人の名前を覚えようとし始めたのはきっと、過去に名前を間違えられたことがあるというのも理由にあると思います。僕もそうでした。(昔小栗と共演した際)名前をちゃんと覚えあおうねって話した記憶があります」と振り返っていた。

会見ではウエンツの36歳の誕生日を祝う演出も行われ、ウエンツは「10月8日に36歳。36歳のスタートが素敵なものになると思います。イギリスに行かせてもらって帰ってきて、お芝居を学んできたので、お芝居をしっかりできる人間になりたい」と今後の抱負を話していた。

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