吉岡里帆、憧れの人を前に大はしゃぎ デビュー前の思い出を語る

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吉岡里帆、憧れの人を前に大はしゃぎ デビュー前の思い出を語る

3月4日(日)放送の『UR LIFESTYLE COLLEGE』(J-WAVE、毎週日曜18:00~)に、演出家であり映画監督の松居大悟がゲスト出演。パーソナリティを務める吉岡里帆が“松居作品”への熱い思いを伝えた。

心地良い音楽と共に、素敵なライフスタイルを提案する同番組。今回、ゲストに登場した松居監督は、近年では映画『アズミ・ハルコは行方不明』などを演出。また、数多くの舞台も手がけており、吉岡もその舞台の1つに魅了されたのだという。

初対面となる2人。憧れの人を目の前にした吉岡は「やっとお会いできました。会いたかった人の1人です」と感無量。あいさつもそこそこに、舞台の思い出を語り出す。「私が初めて松居大悟さんの作品に触れたのは、2012年、19歳の年に、青山円形劇場で公演された『リリオム』という作品。覚えてらっしゃいますか?」と質問。松居監督は「もちろんですよ、池松壮亮くん主演で」と振り返ると、吉岡も「私はまだ当時19歳だから、京都で学生演劇をしていて、自主映画を撮って、東京の養成所に通っていた時期で」と、6年前を回想。そして、「お金を貯めて、東京で舞台を見るのが唯一の楽しみだった。その中で、絶対にどうしても見たいと思っていたのが『リリオム』でした」と熱い思いを伝えた。

松居監督の舞台『リリオム』は吉岡に強烈な印象を残したようで、「私にとっては、まだ架空の世界。あの日は、もう忘れないです」と手放しで称賛。『リリオム』は松居監督にとっても思い入れの深い作品で、同時に苦戦を強いられた舞台でもあったという。

『リリオム』は、相手に気持ちを伝えられない不器用な人間の物語。松居監督は、「演出家として、言葉で“愛情を伝えられないんです”って言うのはできなくて、それを(言葉で)伝えたら、作品が本質的に理解されなくなるような気がして」と演出のジレンマに悩み、最終的に演出家として心が折れてしまったことを告白。実際に松居監督は、この『リリオム』を手がけてから3年ほど演劇界を離れたそうで、「今までで一番苦しんだ作品」と語った。

痛みを伴う舞台だったが、吉岡の思いは伝わったようで、松居監督は「ありがとうございます。やっていてよかったです」と感激。「お金をしっかり貯めて見てもらえて、嬉しいな」と素直に喜んでいた。

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