謎が深まるナミオカの正体に「全員がナミオカに見えてきた」本田翼主演『チート』

公開: 更新: 読みテレ
謎が深まるナミオカの正体に「全員がナミオカに見えてきた」本田翼主演『チート』

本田翼主演の連続ドラマ『CHEAT チート ~詐欺師の皆さん、ご注意ください~』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週木曜23:59〜)の第9話が11月28日に放送された。今回チートが追うのは、他人の土地の持ち主に成りすまして売却する地面師詐欺。そして謎に包まれていたナミオカの正体も徐々に明らかとなるが、Twitterでは「なんかもう全員がナミオカに見えてきた」「みんな悪者に見えてくる」「嘘がおおすぎて頭混乱中」と、困惑する声があがった。

「チート」はさまざまな詐欺事件を撲滅するため、警視庁捜査二課の刑事・安斎和毅(風間俊介)が創設した秘密組織。沙希は、チートの頭脳といわれる騙しの天才。ほかにも元探偵・根岸俊(上杉柊平)と、天才ハッカー・丸山美月(福原遥)、そして騙される天才である刑事・加茂(金子大地)が所属している。しかし、根岸と美月の経歴はすべて嘘だと発覚。そして加茂にも、大きな秘密があるようだ。

刑事・蓮見将暉(桐山漣)は、自身のパソコンに「史上最悪のサギ集団 チート」とのメッセージを受信した。そこには加茂・根岸・美月の写真とプロフィール、そして沙希には「ナミオカ=星野沙希」の文字が記載されていた。さらに蓮見は、部下の大谷光司(岩本照Snow Man/ジャニーズJr.)より、安斎が警察を辞めたことを聞かされる。

その頃、安斎から「チートを君の手でつぶそう」と言われていた加茂は1人、チートのオフィスに向かう。中に入ると美月がパソコンに向かい、黙々と作業をしていた。美月が去ると加茂はパソコンにアクセスするが、パスワードが解除できない。焦りをおぼえてパソコンを壊そうとするが、寸前で根岸に止められる。

一方、逮捕された詐欺師・星野稔(池内万作)の取り調べをしていた蓮見は「腹を割って話そう」と、自分の過去について語る。18年前に自分の父親は、星野が関わった架空の電子マネー「トスカ」を利用して詐欺に遭ったこと。そのせいで家庭が崩壊して苦しめられたことを語り、さらに「おまえの娘は何をしている?」と沙希の写真を見せる。それを目にした星野も、少しずつ自分の過去について話しはじめる。

「18年前、俺はある男に出会った」と語る星野。その男は根っからの嘘つきで、2人はやがて一緒に詐欺を働くようになった。トスカ詐欺を考えたのもその男だったが、やがて星野を裏切り、さらに沙希を人質にして罪をすべて押し付けたというのだ。
「ナミオカはそいつが作り出した嘘だ」「そいつの正体は……」
そう語る星野に、蓮見はこうつぶやく。
「安斎和毅……」

「どういうことですか? 安斎さんがナミオカって」
チートのオフィスで、加茂は困惑していた。根岸は加茂に今までチートが扱った詐欺事件の犯人が1人も逮捕されていないことを告げ、そしてパソコンを壊そうとした狙いと、安斎との関係について問い詰める。観念した加茂は昔、痴漢に間違われた時に安斎に助けてもらい、その冤罪を晴らしてもらうかわりにチートに連れてこられたと語るのだった。元警察である過去も嘘だという。さらに安斎は加茂に「チートが違法捜査をしている」と語り、その証拠を消すためパソコンのデータを消去するよう命じたというのだ。
しかし「もう消えている」と語る美月。すでにチートの捜査記録は何者かによって、すべて消去されていた。そこでチートはこれまでの詐欺事件の犯人の周辺を調べ、安斎についての手がかりを探ることに。

加茂と根岸は、チートが過去に詐欺事件で逮捕した遠藤源太(高橋努)と、御子柴悟(村井良大)が遭遇している現場を押さえていた。その後、遠藤が何者かに高級エリアの土地売買を持ちかけ、御子柴は高齢の女性に「簡単なお仕事ですから」と話していたことを確認。これらの会話をもとに、チートは一連の行動を地面師詐欺と断定する。他人の土地の持ち主に成りすまし、その土地を売却する手口だ。グループによる詐欺手法が特徴で、チートは安斎がこのために有能な詐欺師を集めたのではないかと推測する。
さらに調べを進めていくと、過去にチートが扱った詐欺師たちがすべて地面師詐欺にかかわっていることが判明。だったら土地の売買の締結現場を押さえて全員を逮捕しようと、加茂は奮起する。

そして詐欺師たちが土地売買の契約を締結する現場に、加茂・根岸・美月が待機。そこに沙希が合流すると、現れたのは蓮見だった。
「やっぱりお前がナミオカだったんだな……」
そして沙希は腕に手錠をかけられる。この衝撃の展開に「意味わかんない、なにがおきているの???」「もう考えるの放棄。わからん」「最後まで展開が読めん!」とTwitterがザワついた。次回12月5日放送は最終回。沙希とチートの運命は? 最後の嘘で、すべてが覆る。

【文:高山 惠】

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