暗躍する刑事たちに「縦軸が動き出して面白くなってきた!」本田翼主演『チート』

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暗躍する刑事たちに「縦軸が動き出して面白くなってきた!」本田翼主演『チート』

本田翼主演の連続ドラマ『CHEAT チート ~詐欺師の皆さん、ご注意ください~』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週木曜23:59〜)の第3話が10月17日に放送された。今回チートが追うのは、アマチュアのクリエイターを狙った出版詐欺。チートのメンバー・加茂悠斗(金子大地)が小説家志望の青年に扮する騙し合いの一方、物語の縦軸となりそうな刑事たちがいよいよ動き出す。Twitterでは「カモちゃん次はどんな才能が開くか気になる」「加茂くんって、ホントに騙され上手だね」「だんだん縦軸動き始めて、おもしろくなってきた!」などの反響があった。

「チート」はさまざまな詐欺事件を撲滅するため、警視庁捜査二課の刑事・安斎和毅(風間俊介)が創設した秘密組織。星野沙希(本田翼)は、チートの頭脳といわれる、騙しの天才。ほかにも元探偵・根岸俊(上杉柊平)と、天才ハッカー・丸山美月(福原遥)、そして騙される天才である刑事・加茂が所属している。そして沙希には、チートのメンバーに秘密にしていることがある。地下アイドル「ジュエル☆トリコ」のモモという別の顔があることだ。現在、ジュエル☆トリコはセンターを決めるファン投票中だ。

そんな中、チートのオフィスに新たな詐欺被害者が。その女性は趣味のイラストをクリエイターのサイトに投稿していたが、ある日サイトを通して自身もイラストを描いている麻美と親しくなる。その後、女性には出版関係者より麻美と一緒に絵本を出さないかというオファーが来るのだ。どうやら麻美が出版社に売り込みをかけていたらしい。女性は共同出資に必要な150万円を用意したが、お金を振り込んだ途端、麻美と出版関係者ともに音信不通になってしまったという。

同じ手口による詐欺被害はほかでも多発しており、その中のいくつかは麻美と同一人物による詐欺とみられた。さっそくチートは麻美の身辺調査をすると、本名は望月亮子(映美くらら)であることが判明。しかし被害者女性が騙された、もう1人の出版関係者の身元は判明しない。そこで沙希は加茂を小説家志望の男性に仕立て、亮子に近づくよう指示する。

加茂は偶然を装い“小説家志望の柏木健太”として、亮子との接触に成功。実際に加茂が執筆した小説を読んでもらうと、「いきなり愛する女性を嵐のシカゴで救い出すなんて、つかみが秀逸!」と亮子は大絶賛する。そして「帝文出版 文芸編集部」の名刺を差し出し、出版社社長を紹介すると語るのだった。

出版社に行くと、亮子から社長を名乗る大貫雅和(飯田基祐)を紹介される。大貫は「ぜひうちで出版させてください」「ただし最初は共同出資という形で」と、500万円を提示。この提案に加茂は2回にわけて支払うことで了承し、まずは250万を支払うことに。

一方、チートの創設者である刑事・安斎は、警視庁で同期の蓮見将暉(桐山漣)に遭遇。「おまえ、あの女と何しているんだ?」と尋ねる蓮見に、「俺の沙希にちょっかい出すのはやめてもらえるかな」と安斎。その言葉に蓮見は「俺は認めない。蛙の子は蛙だ」と語るのだった。このやり取りにTwitterでは「蓮見さんと安斎さんの闇深そう」「安斎vs蓮見バチバチ格好いい」などの感想が。

そして共同出資分の500万のうちの残り250万の振込日。振込を待つ大貫と亮子の元に、スティーブ・ゲラーというアメリカの著名な作家の顧問弁護士を名乗る沙希が登場する。そして沙希は加茂の作品を手に、こう語るのだ。
「この作品、スティーブ・ゲラー氏の初期作品を翻訳して、まるパクリしたものですよね」「ゲラー氏は出版したあなた方に、120万ドル請求します」

チートによる騙し合いの末、詐欺事件は無事解決するが、ひとつ厄介なことが。単細胞な加茂は、今回のことで本気で小説家への転向を考えていたのだ。チートの面々は「運命の女が宇宙人で、敵の親玉がハリウッド・スター(笑)」「主人公の必殺技が目つぶし(笑)」「こんな小説、絶対に売れない」とバカにしまくるのだった。これには「確かに売れないw」「おバカな本(笑)」と、共感をする声が多かった。

その後の取り調べの最中、亮子は安斎に対し「これで私もいっぱしの詐欺師。あの人にも認めてもらえるかな」と語る。その人物とは“ナミオカ”だ。安斎は“ナミオカ”について「よーく知っているよ」と答える。果たして“ナミオカ”とは一体……?

またその頃、警視庁では刑事・大谷光司(岩本照Snow Man/ジャニーズJr.)が上司の蓮見に、ある男が帰国したことを報告していた。それに対し蓮見はこうつぶやく。
「見つけたぞ……星野」

沙希、安斎、蓮見、そして星野。4人に隠された秘密とは一体何なのか。そしてジュエル☆トリコのセンター総選挙の結果が発表されるが、センターとなったのは意外な人物。謎が謎を呼ぶ、10月24日の第4回も注目だ。

【文:高山 惠】

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