『半妖の夜叉姫』第37話は、是露との戦いが決着! とわとせつな、姉妹の絆も復活! そして、りんの命運は?

公開: 更新: 読みテレ
『半妖の夜叉姫』第37話は、是露との戦いが決着! とわとせつな、姉妹の絆も復活! そして、りんの命運は?

テレビアニメ『半妖の夜叉姫』弐の章(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜夕方5時30分~ ※一部地域を除く)の12月25日の放送は、第37話「是露の想い」。
是露を討てば、是露と縁の糸でつながるとわとせつなの母・りんも死ぬ。必死にとわを制止しようとするせつなだが、是露に記憶を弄ばれ怒りで暴走するとわには、せつなの声が届かない…というのが、前回のストーリー。
そして今週は、壱の章から続く是露との戦いがついに決着。りんにかけられた銀鱗の呪詛や、せつなの失われていた記憶の謎などが一気に解決に向かう、大きな山場となった。
とわはせつなに制止されても、もはや自らの暴走を止められない状態にあったが、せつなに頬を叩かれ、「私があんなに辛い思いをしていたのに…! せつなは…! せつなは私の事なんて忘れて、楽しく生きてたくせに!」と生き別れになったせつなに対して怒りをぶつける。そこで、せつなは母・りんから託された、夢の胡蝶に封印されていたせつなの記憶を見せるのだ。

森の火事で、倒木から守るため、とわを突き飛ばしたせつな。そこからとわを見失い、一人彷徨うち、邪見に出会う。邪見は、時代樹の精霊から、りんに近しい者に夢の胡蝶の蛹をつけ、羽化した胡蝶を介して夢と眠りを運ばせて、りんが眠り続けることで、呪詛の進行が遅れるという助言を受け、せつなにその蛹をとりつけ、記憶を封じていた。
しかし、それは実は、りんのためだけでなく、幼いせつなには酷すぎる記憶を消すためでもあったのだ。自分のことも忘れて楽しく生きてきたと思っていたせつなの、失われていた辛い記憶を知ったとわは「もう絶対に手を離さないから!」とせつなを抱きしめ、せつなも「私がグズだったせいで…。ごめんねおねーちゃん」と涙する。
そしてとわは、是露によってせつなとの絆を取り戻せたこと、草太パパら日暮家でみんなに愛されていたことを思い出せたと感謝を伝える。目論見が打ち砕かれた是露は、自ら命を絶とうとするが、そのとき、せつなが是露と犬の大将を結ぶ縁の糸に気づく。是露は犬の大将に思いを寄せていたが、大将は人間の女で犬夜叉の母・十六夜を愛し、人間の女を護り死んでいった。是露は四魂の玉の予言によって大将の死を知っていたにもかかわらず、大将を護れなかったことから、自分を責めていたのだった。

また、とわに憎しみを抱くのも、たくさんの愛に育まれた強さがあり、大将のように愛に満ち溢れていることから妬ましく思ったからだと気づく。思い残すことのなくなった是露が縁の糸を解くと、今にも全身を鱗に覆われようとしていたりんの呪詛が解ける。そのとき! 是露に命じられた理玖が、涙ながらにその胸を刺す。そして最期に是露は、麒麟丸が半妖を嫌うのは娘・りおんを半妖に殺されたからだとその経緯をとわとせつなに見せた…というのが、今週の内容だ。
SNSには、記憶を取り戻したせつながとわを「お姉ちゃん」と呼び、姉妹のわだかまりが消えた展開に「とわとせつな、泣ける」という声が多数あったほか、「是露、最後は美しく散った」「最後はイイ人で終わって良かった」と絡まりすぎた感情の終着点に、ほろ苦さを感じつつも、決着に安堵する声も散見された。
さらに、今回最も沸いたのは、ストーリーが続く中で突然流れた、通常時とは異なる「特殊ED(エンディング)」。
「ここで特殊EDは泣く」「今日の終わり方滅茶苦茶好き」「EDの入り、神」と演出を絶賛する声のほか、「透明な世界」の音楽を背景に、銀鱗の呪詛から解放されたりんを殺生丸が腕に抱くシーンについて「りんちゃん良かった~!」「殺りん尊い」「殺生丸様、初めて笑ってない?」などの盛り上がりが。
しかし、しっとり感動だけで終わらないのが、『半妖の夜叉姫』だ。殺生丸からもろはは、両親の犬夜叉とかごめが封印された黒真珠を渡されたにもかかわらず、麒麟丸に奪われてしまったのだ。果たして、麒麟丸vsとわ、せつな、もろはの結末は…⁉ 殺生丸も参戦するようだ!

次回は、読売テレビ・日本テレビ系にて
1月8日土曜夕方5時30分から、
第38話「東雲の麒麟丸」が放送!
※一部地域を除く

第37話の放送後に公開された『半妖の夜叉姫』SE付きPV(「NEW ERA」ver.)では、今後放送の話数の先行映像が多数含まれていた!
さらに、各所にTVアニメ『犬夜叉』OP映像のオマージュも施されており、ファン必見のPVとなっている!
これは年明けの放送が待ち遠しい!


原作/高橋留美子「犬夜叉」(小学館 少年サンデーコミックス 刊)
Ⓒ高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020

【文・田幸和歌子】

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