『名探偵コナン』を語る上で欠かせない「月光殺人事件」のリメイクにファンも熱中「1位2位を争う神回」

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アニメ『名探偵コナン』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜18:00~)が3月6日に放送された。放送1000回目となる今回のエピソードは「ピアノソナタ『月光』殺人事件」の前編。“神回”として知られるエピソードだけに、インターネット上では関連ワードがトレンド入りを果たすほどの盛り上がりを見せた。

放送1000回を突破したことを記念し、24年前の1996年4月8日に放送された「ピアノソナタ『月光』殺人事件」のリメイク版が放送。ファンの間では“神回”として知られるエピソードで、主人公の江戸川コナン(CV高山みなみ)が解決した中では、もっとも悲しい結末を迎えた事件と言われている。

コナンと毛利蘭(CV山崎和佳奈)と毛利小五郎(CV小山力也)は、麻生圭二という人物からの依頼を受け、伊豆の小島・月影島に呼び出される。依頼の手紙に記されていたのは、「次の満月の夜 月影島で再び影が消え始める 調査されたし」という謎めいた一文。しかし、コナンら一行は、村役場で麻生は12年前に亡くなっていると聞かされる。当時を知る職員によれば、ピアニストだった麻生は公民館で演奏会をやった後、家族を連れて家に閉じこもり、一家心中を敢行。燃え盛る炎の中で、ベートーヴェンのピアノソナタ「月光」を弾いていたという。

コナンたちは、何か手がかりを探そうと、麻生とは友人だったという村長の黒岩辰次(辻親八)に話を聞いてみることに。その途中、診療所の医師・浅井成実(CV沢城みゆき)と出会い、島内では現職の黒岩をはじめとした3人の立候補者による村長選挙が行われていることを教えてもらう。そしてコナンたちは、前村長・亀山の法事で公民館にいるという黒岩を訪ねる。

公民館にはピアノが置いてあり、黒岩の秘書の平田和明(CV井上倫宏)によれば、そのピアノこそ、まさに麻生が亡くなった日に弾いていたピアノで、前村長の亀山も2年前に鍵盤の上で心臓発作を起こし、亡くなっているという。平田に促され、公民館の玄関先で黒岩を待つコナンたち。その時、ピアノの部屋から「月光」が流れ、コナンが現場に向かうと、村長選挙の立候補者の一人である川島英夫(CV坂口哲夫)がピアノの前で死亡していた。

川島の遺体は海水で濡れており、「月光」はテープレコーダーから流れていたものだと判明。コナンは「あの手紙はこのことを予告してたんだ」と気づく。さらに、翌日の村役場での事情聴取の最中に、今度は村長の黒岩が放送室で殺されてしまう。コナンは「わかっていながら、また犠牲者を出しちまった。殺人を予告して、それを平然と実行するヤツなんて、ぜったいに許さねぇ!」と事件の解決を誓うのだった。

ネット上では、関連ワードがトレンド入り。ファンからは「やっぱりこのお話細かいとこまで凝ってるな~」「いつもよりしっかり集中して見てしまった」「コナンの中でも1位2位を争う神回だよね」「コナンを語る上で欠かせない回」などのコメントが寄せられた。

次回3月13日は、「ピアノソナタ『月光』殺人事件」の後編が放送される。

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