菅野美穂、大ファンのお笑いコンビが“一夜限り再結成”で大号泣!「いい映画を観た気分」の声

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菅野美穂が、1月13日放送の『徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました』(日本テレビ系、毎週水曜21:00〜)に出演。「人生をガチで支えた芸人」として挙げたお笑いコンビ・マッチポンプの人生に自分が大きな影響を与えていたことを知り、思わず大号泣する一幕があった。

マッチポンプは、2006年に木村耕介・山田直人で結成されたお笑いコンビ。「息の合わせ方とか、一回のコントにかける熱の入れ方が体張っていて大好き」と菅野はその魅力を語る。お気に入りだという、お互いの頬をリズミカルにビンタし合う夫婦ゲンカのネタは「ビンタの入り方が『終わった後にケンカにならないかな』というくらいの本気」。DVDに焼いて繰り返し見るほどのめりこみ、ブレイクを信じて疑わなかったものの、マッチポンプは2009年に解散。「私が売れると思った人は売れないんだよね……」と菅野は肩を落とす。

番組では、マッチポンプ解散から11年経ったふたりの現在を直撃。ツッコミ担当の山田は吉祥寺でパーソナルトレーナーとして活動、ボケ担当の木村は愛媛県新居浜市で建設会社の社員として働いていた。インタビューに答えたふたりは、自分たちの芸人人生に菅野の存在が大きく関係していたと語り、それを聞いた菅野は目に涙を浮かべる。

デビュー当時は「給料ゼロ」のときもあったというマッチポンプ。極貧生活を送る中、菅野がテレビ番組で「好きな芸人」としてマッチポンプの名前を挙げたことをきっかけにブレイクが到来。「菅野美穂一押し芸人」として仕事が急増するも、実力が追いつかず、1年足らずでふたたび仕事は激減。一度売れた経験を忘れて現実に向き合うことが出来ず、結成から3年でコンビは解散してしまう。「自分は何の価値もない人間」と思い悩んでいたふたりを救ったのは、菅野のある一言だったという。

インタビューで菅野が「解散しちゃったけど、マッチポンプが大好き」と語っているのを目にしたふたりは、「菅野さんが『今でもずっと好き』と言ってくれているのに、俺たちは何してるんだろう」と一念発起。「自分たちを認めてくれた菅野さんに恥ずかしくない人生を送りたい」とふたたび前を向き、就職活動に奔走。山田は結婚して家庭を持ち、木村も建設会社で現場監督を任されるまでに成長できたという。

「あの言葉がなかったら、ずるずるプータローになっていた」と木村。菅野が自分たちを挙げてくれたインタビュー記事をいまでもお守りとして大切に持っているという。山田も「周りの反応がどうでも、絶対認めてくれる人がいると信じて進めるのは菅野さんのおかげ」と語った。その後、スタジオにマッチポンプのふたりが現れ、一夜限りの再結成を果たす。

好きという気持ちを発し続けることでマッチポンプの人生をも大きく変えた菅野に、インターネット上では「ガチでいい話だった。推しがたとえ引退しても推し続ける尊さを菅野ちゃんから教えて貰った」「久々にテレビ見て号泣した」「いい映画を観た気分にさせられた」と感動の声が。スタジオで菅野と対面し、嗚咽で言葉にならないマッチポンプのふたりにも「青春の甘酸っぱさと苦さ、たった一人でも肯定してくれた人がいるお守り的強さ、埋もれていた巡り合わせ、市井の人生賛歌。菅野美穂の生んだ小さな奇跡に感動した」と共感の声が寄せられていた。

次回1月20日放送は「深夜2時にアクティブになる女」と題し、劇作家・根本宗子と女優・趣里をゲストに迎える。

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