柴咲コウ、少女から35歳へ…心の機微を演じる表現力の高さに「魅入ってしまう」「素晴らしい」

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柴咲コウ主演の土曜ドラマ『35歳の少女』(日本テレビ系、毎週土曜22:00~)の第7話が11月21日に放送。インターネット上では、柴咲の心の機微を演じる表現力に注目が集まった(以下、ネタバレが含まれます)。

『家政婦のミタ』『同期のサクラ』(共に日本テレビ系)の制作チームが集結する本作は、『〇〇妻』(日本テレビ系)以来、5年ぶりに柴咲と脚本家・遊川和彦がタッグを組むオリジナルドラマ。

望美(柴咲)は、アナウンサーの夢を諦め、結人(坂口健太郎)との生活に前向きに。家族のことも忘れた。望美は「結人くんの両親に会わせてくれない?」と言うが、彼からは縁を切ったと言われてしまう。

洋食店でアルバイトを始める望美。卒なく、そして元気よく接客していく。楽しみを見出そうとしていたところに、多恵(鈴木保奈美)がやって来た。彼女は「結人くんと結ばれたのね?」と。望美は結人と結婚して子供を産むつもりだと言うが、多恵は「アナタは焦っている。身も心も35になったから」「結人くんはもうすぐアナタの気持ちを受け止めきれなくなる。そうなる前に帰ってらっしゃい」と語りかけた。望美は万が一別れたとしても多恵のもとには帰らないと告げた。

望美の押しに根負けした結人が実家へ連れて行ってくれた。しかし、両親は喧嘩。結人は「いいかげんにしろよ!」とぶつけて出て行ってしまった。帰宅後、望美は2人が仲良くする方法を見つけたとし、怪しい笑みをこぼして「早く子供を作ろう」とお願い。孫ができれば、関係も修復するかもしれないというのだ。しかし、結人は乗り気ではない。

一方、相沢秀男(細田善彦)と林田藤子(大友花恋)から結婚式に招待された愛美(橋本愛)は、マッチングパーティに参加。アプローチをしてくる男性に「すみませんけど、私のどこを見て素敵だと思ったんですか? 顔? スタイル?」「なんで私ばっかり愛のない人生を送らないといけないわけ? 前世で何かヒドイことでもした?」と愚痴をこぼし始める。最終的にベロベロになってしまい、スタッフに連れ出されてしまう。参加者に向かって「こんなところで本当の愛なんて見つからないから!」と暴れまわった。目を覚ますと多恵が介抱してくれていた。酔っぱらって母親に電話しろと言ったらしい。「うちに帰ってらっしゃい」と多恵は言うが、いつものように避けようとする。

翌日、多恵は望美、愛美、進次(田中哲司)を呼び出す。最後の晩餐としてすき焼きをするという。望美も愛美も家に住もうとしないし、一人でいるのは広い。そのため、家を売ると言うのだ。またも喧嘩になってしまう面々。望美は「みんな、私が眠っている間に何やってたの?」と、3人にダメ出しを連発。以前、関係が壊れたのは望美のせいだと言われたが「25年時間を無駄にしてきただけじゃない!」とぶつけた。

ネット上では「全登場人物に何かしら共感してしまうポイントがあって、どうしても憎めない」「家族、仕事、社会、日本が今抱えている問題を考える為に脚本家はこの作品を書いたのだと思った」といった意見に加え、徐々に“少女から35歳”へと心が成長していく望美を演じる柴咲に対しても「望美がどんどん大人になっていく感じが伝わる」「毎回すごく魅入ってしまう」「素晴らしい」といったコメントが多数あがっていた。

次回は11月28日に放送。第8話から第2章へ。望美が姿を消してしまい連絡がつかなくなってしまう。

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