マツコ、兄弟YouTuberとのトークで世代間のギャップを実感「意味なんてないのよ」

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マツコ・デラックスが番組スタッフと企画会議を行い、今話題のディープな場所と中継を結んで、そのエリアを深掘りしていく番組『マツコ会議』(日本テレビ系、毎週土曜23:00~)。10月17日の放送は、漫画のような世界観が話題の兄弟YouTuberが登場し、マツコとトークを繰り広げた。

ひとりっ子にも関わらず、兄弟にまったく憧れないというマツコは、さっそく3組の兄弟YouTuberに対して「今見る限り、ここに真実はないわね」とバッサリ。最初に登場した3兄弟のリアルな日常が人気のすずしょうとに関しても「野郎3人なんて仲良くなるわけない。オールビジネスです」と言い切っていた。

一方で、YouTubeにおける“普通”と“演技”の境界線も曖昧になっていると指摘。話題になっているすずしょうとの兄弟喧嘩の動画についても「全部本当なの。でも、本当にその辺の家の痴話喧嘩が面白いかっていったら、違うじゃん? 普通の喧嘩が普通の喧嘩じゃなくなっているんだよ」と分析し、「そういうキツさはあるだろ? なんか背負ってしまったみたいな」と兄弟たちに問いかけていた。

さらに、長男のしょうがYouTubeをはじめた理由を「普通に弟が可愛いから、それを自分より拡散したくて」と明かすと、マツコは「最近、若い子と話していると、これに全て最後、着地するんだけど、意味なんてないのよ」と指摘。逆に自身はテレビの制作者側の人間として、つい何にでも意味を求めてしまうのだという。

続いて登場したおおしま兄妹も、兄のしゅんが大好きな妹のさくらを記録として残すためにYouTubeを始めたそうで、マツコは「(自分たちの世代が)アルバムに写真を貼るのと同じ感覚で、iPhoneで撮ってちょっと編集して、パって……YouTubeという箱がたいした箱じゃないのよ。彼女ら彼らにとっては。家のタンスの中のアルバムと一緒なのよ」と解説。若い世代にとってはYouTubeを始める理由も、兄弟の動画をアップすることも、特に大きな意味はなく、すでに当たり前のことになっていると語った。

若い世代とのギャップに改めて気づいたマツコは、最後に自身の“映り方”も気になったようで、「彼ら、彼女らから見たら、あたしってどう映ってるんだろうって思って。たぶんあたしが子供の頃に見ていた大橋巨泉さんなのかなって」と予想。「なんかわからないけど、この人出て、ガハハって笑ってるなっていう。そういうふうにあたし見られているんだろうなっていう、ここコロナ禍における結論」と締めくくり、笑いを誘っていた。

インターネット上では兄弟YouTuberたちの出演に喜ぶコメントの他、「意味なんかないんだよな~~ おもしろいから、やりたいから、見せたいから、それだけで良い時代なのにいちいち意味を考えちゃう~~」「若者と言われる世代とそれ以外の世代の、笑いに対する価値観の違いについても考えさせられたかも笑」などの声が寄せられていた。

次回、10月24日の放送は、コロナ禍のピンチを生配信で切り抜けるそっくりキサラものまね芸人が登場する。

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