『ハケンの品格』最終話で“大泉洋劇場”閉幕に惜しむ声「もう見られないなんて寂しい」

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篠原涼子が主演を務めるドラマ『ハケンの品格』(日本テレビ系、毎週水曜22:00~)の最終話が8月5日に放送。インターネット上では、大泉洋演じる東海林武がもう見られなくなる……と残念がる声が多くあった(以下、ネタバレが含まれます)。

篠原演じる一匹狼の最強ハケン社員・大前春子(篠原)が、かつての勢いを失った食品商社S&Fを救うために、13年の時を経て帰ってくるところから始まる物語。

東海林(大泉)がいる前で春子に「公私ともに僕のパートナーになってください」とプロポーズした里中賢介(小泉孝太郎)。そんな彼に、東海林は「一旦、落ち着こう。プロポーズするのは今じゃないよな。朝だし、仕事中だし、俺いるし」とツッコミを入れた。

「公私」とは言ったものの、里中の思惑はプロポーズと違うという。仕事はもちろん、定時を超えても飲みに行ったり、食事を共にしたりしたいだけだとキッパリ。その場を離れる彼を目で追いかける春子の表情を見た東海林は「とっくり、お前いまガッカリしたろ?」と問い詰めた。

株主・評論家のもとへと向かった里中は、コンビニの内覧会で説明を行ったものの、コンセプトの“頑張るお母さん”とは明らかに客層が違い、否定的な声を浴びてしまう。社長・宮部蓮三(伊東四朗)からも、春子が提案したアジフライが成功する確率は、AIによると0.001%だと告げられる。社長から「派遣とAIどちらを信じるか君にも分かるだろう」と言われたものの、里中は「一緒に働く仲間を信じる」と返す。そこで社長が提案したのが、AIとの囲碁対決だった。

その日の晩、春子がいる酒場にやって来た東海林は、里中のプロポーズを振り返りつつ「お前をとられると思った」と本音をポロリ。春子に対しての自分の気持ちが本物だと気づいたという。「俺はお前のことを本気で……」と春子に思いを告げようとするも、その場にすでに春子はおらず「いねーのかよ!」とツッコミを入れた。

翌日、いよいよ囲碁対決。春子の戦法がトリッキーで一手が速く、AIが追いつかない状況で進んでいく。しかし春子は17時の定時になると「まいりました」と言ってその場をあとに。盤面には碁石で「ムダ」と書かれていた。春子の意図を聞きに酒場に向かった東海林と里中。彼女はAIは人間のように失敗したり、失恋したり、落ち込んだりはできないとし、里中に「あなたはまだ失敗しかしていない。そこから立ち直ればいい」と笑顔でアドバイス。彼女が背中を押してくれたため、里中は仕事に戻る。気を利かせて春子と二人っきりにしてくれたと思った東海林は、春子に声をかけようとするも、その場に彼女の姿はなく「やっぱりいねーよ!」とツッコんだ。

起死回生を狙う春子はそのままアジを獲りに漁へ。早朝から会社の厨房でアジフライを揚げていたものの、警備のドローンを成敗してしまい、あえなく警備員に御用。入れ替わりで来た東海林に「私としたことが……。アジフライをお願いしますぅ~!」と託した。

いよいよ女性客の内覧の日。かぶりものをしてやって来た春子は、アナウンスで集客し、接客まで行った。17時になると、里中に「アジフライ売り切れました!」と告げ「今日は最高にムダな1日でした」と笑顔で帰っていく。しかし、帰り道、春子は泣いていた……。

会社に戻った里中は、東海林から「とっくり、今日、会社のドローンをぶっ壊して、器物破損でクビになった」と教えられ、今日はただ働きだったことが判明する。

ここで社長が彼らの元にやって来た。あくまでAIを推奨し、春子をロボット扱いする社長に対し、東海林は「大前春子はロボットじゃない。心で動いている人間です。あいつのおかげで何度も俺たちは救われたんです。あいつは血の通った、無駄だらけのどうしようもないくらいのイイやつです。最高の仕事仲間です!」と訴えた。そんな彼の訴えに、社長は……。

ネット上では、13年前、春子をロボット扱いしていた東海林が彼女を「人間」と語ったシーンについて「ズルいって。泣くって」「言っている事が13年前と真逆 涙」との声が。さらに、最終話を惜しむ声が多く「東海林課長と大前春子のコントが毎回おかしくて笑い転げてたわ(笑)」「大泉洋劇場。暗いトーンを東海林さんだけが明るくしてるよー」「大泉洋のノリツッコミは毎回特に楽しみでした(笑)もう見れないなんて寂しい」といったコメントがあがっていた。

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