森川葵が明かす、弟子入り企画の裏側「そのまま整体に駆け込みました(笑)」『それって!?実際どうなの課』

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世の中の“今”を映し出すリアルドキュメントバラエティ『それって!?実際どうなの課』(中京テレビ・日本テレビ系、毎週水曜23:59~)にレギュラー出演中の女優・森川葵さん。

番組スタート当初は、“各界の達人技を見学する”という企画に臨んでいた森川さんですが、「けん玉」の高難度な技を一発成功させたことを機に、“達人への弟子入り企画”へと趣旨が変更。これまでに「テーブルクロス引き」や「ダイス・スタッキング」など、達人たちが長年かけて習得した技を、いとも簡単に成功させてきました。

驚異のパフォーマンスをひっさげ、7月26日には『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系、毎週日曜21:00~)にゲスト出演が決定。7月29日の『どうなの課』では次なるチャレンジとして「アーティスティック・ビリヤード」に挑戦する。放送を前に、森川さんがロケに対する本音と、バラエティのおもしろさを語ってくれました。

――当初の企画とは、ガラリと趣旨が変わってきましたね。

初めの頃は、(スタッフの)みんなでご当地グルメを食べたり、お土産を買ったりする余裕もあったんですよ。それが気づけば「6~7時間、みっちり練習!」みたいになっちゃって(笑)。「やらなきゃいけないから頑張ろう」と、結構プレッシャーを感じています。失敗する日が来ないわけはないので、その日が来ると思うと不安ですね……でも、楽しくやっています。

――これまでで一番、難しかったのは?

「水切り」です。「石積み(ロックバランシング)」などと違って、ピタッとくる感覚がなかったんです。天候、風、石の薄さ、力、投げ方と、いろんな条件が必要だったので、一番過酷で辛かったし、難しかったです。

――筋肉痛も一番ひどかった?

そうですね。でも「カード投げ」も本当にキツくて、収録終わりに、そのまま整体に駆け込みました(笑)。

――数々の技を成功させていますが、幼い頃から器用だったんですか?

器用だったと思います。運動は苦手という意識があるんですけど、この間、お母さんと話していたら「昔は運動できたのに、いつからかやらなくなった」と言われて、「えぇ!?」って。自分の記憶と、ちょっとズレているんですよね。でも、体育の成績はいつも5段階評価で3とかでした。頑張っても、体育だけは成績が上がらないイメージです。

――技を成功させるために、最も重要だと感じていることは?

集中力ですかね。あとは……感性?(笑)。やり方がわかると、手にしっくり来るんです。「手に馴染んできた」という感覚を掴むと、そこからは結構早いです。

――SNSでは「ミスターかくし芸を継ぐ女」との声もありますが、堺正章さんとお会いしたことは?

ないんです。もしお会いしたら、やっぱり「手の感覚とかって、ありますか?」と聞きたいですね。わかり合える者同士の会話がしたいです(笑)。

――番組がスタートして、森川さんの中で変化したことはありますか?

肩こりがひどくなりました(笑)。でも、2週間に1回VTRを見て笑う機会があるので、心は明るくなった気がします。

――女優業とは違う、バラエティのおもしろさもありそうです。

女優業は、私ではない人の感情を私が演じるけど、バラエティだと、そのままの自分で人を笑わせたり、明るい気持ちにさせたりできるんです。コロナによる自粛期間にも、「心身的に落ちていたけど、爽快感のあるコーナーを見れてスッキリした」というコメントをもらえました。“森川葵”として、そういう気持ちにさせられることが、すごく嬉しいです。「あぁ、頑張ってよかったな」と思いますね。

――番組スタート時には、「本当の森川は『こういう子なんだ』と知ってもらえたらいいな」と、おっしゃっていました。

今は逆に、「本当の私は、どこなんだろう」と迷走してきました。スムーズにできちゃうのが本当の自分なのかがわからなくなってきて、自分で自分が迷子になっていますね(笑)。

――周囲からの反響は?

今、ドラマの撮影をしているんですけど、(ロケ地の)お店に来たお客さんが「ダイス・スタッキングの子だよ」と話していて(笑)。名前よりも、「サイコロを積み立ててた子」みたいに呼ばれることが多くなりました。

――数々の難題を驚異的なスピードでクリアすることから、「ワイルドスピード森川」と呼ばれていることについては、いかがですか?

私はまだピンと来ていないです(笑)。でも、「“ワイルドスピード森川”でトレンドに入ってたよ」とファンの方が教えてくれたりもして。新しい称号をいただいたみたいで、嬉しいですね。

――番組では、達人技を見た時の“森川さんの表情”も見どころになっています。

毎回達人が見せてくれる技が本当にすごいので、素直に「すごい!」と現場で言っているだけなんです。それなのに、気づいたら毎回アップにされるようになっちゃいました(笑)。私的には、「そんなにアップにしないで」っていうのが本音ですけど、「めちゃめちゃ良いリアクション」と言っていただけるので、ありがたいなと思っています。

――森川さんが技を成功させた時の“達人の表情”も良いですよね。達人の前で、短時間で技を成功させることについては、いかがですか?

ちょっと申し訳ないなと思っています……(苦笑)。私は、技ができた時にめちゃくちゃ喜んでいるので、達人の顔は見ていなかったんですよ。でも、VTRを見たら、達人が私よりも驚いていたりして(笑)。「達人、私の横でこんな顔してたんだ」と、スタジオで気づかされます。

――VTRを通して知った、ご自身の新たな一面もありますか?

「大丈夫、大丈夫。私はできる」と言っているところです。無意識だったので、こうやって自分の気持ちを高めているんだなと、初めて知りました。これまでも心の中で言っていたのかもしれないし、自分が気づいてないところでボソボソ言っていたのかなって、ビックリしましたね。

――森川さんの他にも、アキラ100%さんや関太タイムマシーン3号)さんなど、様々な企画に挑戦されている方がいらっしゃいます。

みんな真面目すぎて、どんどん頑張っちゃうから、どんどんどんどん大変になっていくんですよ(笑)。あまり会えないけど、お互いが見えないところでハードルを上げ合って、高めている。そのおかげで、「すごい」と言われることができるようになっていると思います。体力を使って、暑い中で頑張っているアキラ100%さんなんかを見ると、「私は、涼しくて快適な場所でやってる。それに比べれば、全然できる」と思って頑張れます。いつか、“ロケに出ているメンバー会”がしたいです!

――今後、挑戦してみたいジャンルはありますか?

体が柔らかいので、それを活かした何かができたらいいと思います。何に活かせるかわかりませんけど(笑)、何かあればそれをやりたいです。

――これからも挑戦は続きますが、この先、どこまで頑張れそうですか?

今後、ドラマや映画の撮影と重なったら、『実際どうなの課』で(スケジュールを)2日間とってもらえたら嬉しいです。1日目はロケ、2日目は筋肉痛用みたいな(笑)。もし2日間とってもらえたら、まだまだ全然イケそうです!

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