篠原涼子演じる春子、“アルバイト”の思いを代弁!ネットは「ド正論ぶちかました」の声『ハケンの品格』第3話

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篠原涼子が主演を務めるドラマ『ハケンの品格』(日本テレビ系、毎週水曜22:00~)の第3話が、7月1日に放送。インターネット上では、春子が社員に向かってアルバイトの熱い気持ちをぶつける一幕に大きな反響があった(以下、ネタバレが含まれます)。

篠原演じる一匹狼の最強ハケン社員・大前春子(篠原)が、かつての勢いを失った食品商社S&Fを救うために、13年の時を経て帰ってくるところから始まる物語。

新入社員の井手裕太郎(杉野遥亮)は、社内で撮影した動画を、たびたび自身のアカウントでアップしていた。そんな中、社員食堂で福岡亜紀(吉谷彩子)に撮影を手伝ってもらった手品動画が騒ぎに。彼が映る後方に、逆立ちでアイスクリームケースに入る男の姿が映っていたのだ。ネット上では「S&Fの商品二度と買わねー」「汚い」など炎上してしまう。

後に逆立ちをしていた男が、22年にわたって社員食堂のアルバイトとして働いていた牟田(六角精児)という男だと判明。社内では、経費削減の煽りを受けてクビになった彼が、バイトテロを起こしたと話題になった。その頃、S&F社では社員のソウルフードであるカレーを売りにした社食を一般客に開放していた。しかし、騒動の件もあってガラガラ。カレーも経緯費削減で質が落ちていた。

じつは、カレーのソースや食材の買い付けなどは牟田に任せていたという。里中賢介(小泉孝太郎)が調べたところによると、彼は、アルバイトの値上げ要求を一切せず、薄給で仕事をしていた。そんな献身的な人がバイトテロを起こすとは思えず、テロを起こしたとしてもS&Fに責任があると痛感する。里中は、同社のカレーをお客さんにもう一度提供したいと“カレーマスター”の資格を持つ春子に再現を依頼した。

春子は亜紀や千葉小夏(山本舞香)の力を借りつつカレーを作っていくが何かが足りない。彼女が悩んでいると、牟田とバッタリ出くわした。2人は23年前、インド大使館の厨房で修行した仲。牟田指導のもと、3時間かけて玉ねぎを炒め、甘さを引き立たせる社食のカレーが完成した。

翌日、カレーにこだわっていた社長・宮部蓮三(伊東四朗)に新カレーを提供。社長を「うまい」と唸らせ、ホッとする面々だったが、春子は“無理なカレー”と評する。社員は440円、派遣社員などの外部スタッフや一般客に770円で提供しているカレーについて、時間や手間を鑑みると“無理”だという。

春子は、出勤前の早朝から高品質な食材を買い込み、何時間もかけてカレーを調理していた牟田の気持ちをくみ「1円でも安く新鮮な食材を仕入れ、寝る間も惜しんでカレーを作り、安いバイト代でも文句言わずに22年……。あなたたちがクビにした牟田さんの犠牲なくしてはできないカレーだったから(無理なカレーなの)です」と理由を述べた。さらに炎上動画はバイトテロではなく、アイスケースの霜をとっていたと春子。最後の出勤でお世話になった厨房をピカピカにしたいという彼の気持ちだったと述べた。いちバイトがそこまでするのか疑問が投げかけられると「バイトが、自分の仕事を愛してはいけませんか?」とピシャリ。彼の仕事ぶりについて「もっと報われるべき」だと訴えた。

ネット上では、「こういう人の力で、会社って支えられているのにね」「自分の仕事を愛してる。そう思えるってすごい」「春子パイセン ド正論ぶちかましたww」といった声が。さらに、来週は大泉洋演じる東海林武が登場することから「くるくるパーマが戻ってくるぅ!! 来週が楽しみ!!」といったコメントがあった。

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