傳谷英里香、ドラマ撮影現場の面白エピソードを披露「カタカナを使ってはいけないゲームで…」『未満警察』

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中島健人(Sexy Zone)と平野紫耀King & Prince)がW主演を務める土曜ドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系、毎週土曜22:00~)。

本作は、警察学校を舞台に、毎回新たな事件に巻き込まれる頭脳派の本間快(中島)と肉体派の一ノ瀬次郎(平野)の2人が、学校の授業で得た知識を駆使して、リアルタイムで難事件を解決していく、新しい本格警察ドラマ。

第2話(7月4日放送)では、主演二人の警察学校の仲間の一人、鷹木真琴にスポットがあたった。真琴は、可愛さを振りまく、“あざとさ”も持ち合わせているキャラクターだが、実はシングルマザーでもあるという難しい役どころ。劇中では、警察官を目指す一方で、母親としての葛藤を抱える姿が描かれる。そして今回、真琴を演じる傳谷英里香さんに、インタビューを実施し、役の魅力や、共演者とのエピソードなどを伺った。

――台本を読まれての感想を教えてください。

純粋に「面白い!」と思いました。くすっと笑ってしまうような、主演のお二人のテンポの良いかけ合いや、仲間といる時の二人と、敵と戦闘する緊張感のあるシーンのコントラストが魅力的だと思いました。

――クランクインしてから、改めて感じた作品の魅力や、意外だったことなどはありますか?

登場人物の個性が物凄くあるなと感じました。台本を読んでいても思っていたのですが、それぞれが監督と相談しながら作り上げたキャラクターがとても魅力的です。個人的に意外だったのは、同じ警察学生役の新藤さんが想像以上に優しかったことです(笑)。演じている、阿岐之将一さんの本来の人柄と合わさっていて素敵です。

――役作りについてお伺いします。まずは、傳谷さんが演じる鷹木真琴はどんな人物ですか?

物凄く、ギャップのある子だと思います。“あざとい”部分も持ち合わせていますが、過去の出来事がきっかけで心に傷がある一方、警察官を目指したいという芯の強さ、母としての葛藤や優しさが魅力的な女性だと思います。

――演じるにあたって、準備されたことはありますか? また、大切にしていることやこだわりなどがあれば教えてください。

「人はどういった部分を見て“あざとい”と感じるのだろうか?」と思い、特徴を調べました。そして、口調や発言とは裏腹に、芯の強さや根っこの優しさや正義感をどういうバランスでとっていこう、という部分を大切にしました。こだわりは、ふと見せる母の顔です。

――「可愛さを振りまくあざとい一面も持ちながら、実はシングルマザーでもある」という役どころですが、演じていて難しかったこと、または演じがいがあると思ったことなどはありますか?

やはり真琴はバランスが難しいです。第2話の、主演のお二人が真琴を呼び出す後のシーンで、警察学生である自分と、母である自分が、混合してしまっているので、その時々の微調整が、難しくもあり、演じがいがありました。

――監督さんとは、どのようなコミュニケーションを取られていますか?

自分で考えて持ってきたものをやってみて、何か気になることがある時は、真琴でいえば“甘さ”などの調整をしてくださいます。自分の中で疑問がある時は相談するなどして、コミュニケーションをとって、素敵な環境の中で撮影は進んでいます。

――役作りで、小学生以来13年ぶりにショートカットにされたと伺いました。切ってから少し経ちましたが、ドラマに加え、ファッションなどプライベートで感じる変化などがあれば教えてください。

ロングの時は結んだり下ろしたり、巻いてみたり大きいアレンジはしていましたが、ショートカットになってからは、楽で簡単に出来るのもあり、毛先の活かし方など細かいアレンジするようになりました。服装についても、これまでとは似合う服も変わってくるので、コーディネートを楽しんでます。あとはやっぱりシャンプーが楽ですね(笑)。

――また、プライベートではトライアスロンに向けた練習もされていると聞きました。そのスポーツセンスがドラマで活きているなというアクションシーンなどは今後あったりするのでしょうか? 

真琴は、特別運動神経があるわけではないので、トレーニングのシーンなどはありますが、活かすことはできていないです(笑)。

――そうなんですね……! 見たかったです(笑)。ちなみに、プライベートでは具体的にどのような練習に取り組まれているのでしょうか?

トライアスロンの練習としては、バイク、ランニング、スイムとあるので、その日の競技と、その中でポイントを絞ってトレーニングをしています。

――共演者の印象についてお伺いします。まず、主演の中島健人さんと平野紫耀さんについて教えてください。

中島さんは、よく周りを見られているなという印象です。共演者の些細なことも気付いて伝えてくださったり、TVやCMを見て、「この間のあれよかったよ!」と褒めてくださったり。平野さんは、場を一気に明るく照らす方だなという印象です。撮影現場もそうですが、みんなでゲームをしている時に、カタカナを使ってはいけないゲームで、真面目にカタカナを言っていて、みんなをどかんと笑わせていました。

――楽しそうですね(笑)。それでは、教官役の伊勢谷友介さんや吉瀬美智子さんはどうでしょうか?

伊勢谷さんは、まだ教室のシーンでしかご一緒したことがないのですが、生徒が集まって緊張してる方もいらっしゃる中で、和ませてくださいました。吉瀬さんは、一緒にゲームをしていて、とても楽しんでくださっていて、笑顔が素敵で年下の私でも、「可愛い……!」とキュンとしてしまうことが多々あります。役ではとても厳しいので、ゲームではしゃいでる吉瀬さんのギャップにやられています(笑)。

――そのほか、撮影時のエピソードがあれば教えてください。

葉山奨之さん演じる黒岩くんがムードメーカー的存在で、何か決まったり、シーンでOKをもらったりすると、よく「ワンチーム!」と言ってみんなを盛り上げています(笑)。撮影の合間では、よく一緒にいる、冬美ちゃん(大幡しえり)、さやかちゃん(竹内愛紗)、黒岩くん、新藤さん、田畑くん(小平大智)とお話をすることが多いのですが、みんなで音楽や映画の話をよくしています。

――それでは、今後、真琴の見せ場となるシーンについて教えてください。

短いシーンではありますが、第2話での母としての思いと、自分の夢に対する思いを打ち明けるシーンは、真琴の過去と葛藤が表れています。

――この作品からどんなメッセージを受け取っていますか?

どんな困難も諦めず立ち向かうことの大切さ、人と人との絆や友情を感じる作品だと思います。

――「これだけは言っておきたい!」と思うことがありましたらぜひ教えてください。

冒頭でもお伝えした通り、真琴はあざといだけではない、強さや、優しさ、正義感を持った子です。「おや?」と思う部分はあるかとは思いますが、そういった部分も含め、楽しんで頂けると嬉しいです(笑)。

――最後に、今後のドラマ全体のみどころと演じる真琴の見どころを教えてください。

話を増すごとに、それぞれの思いの厚みや、主演のお二人と教官達や警察学生のチーム感はもちろん、物語が加速していく作品としてのチーム感を感じて頂けると思います。真琴としては、ギャップや、時々見られる母の顔も見どころかと思います。最後まで楽しんで頂けると嬉しいです。

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