中村倫也ら出演者と『美食探偵』スタッフの熱意に感動…独自の演出に「ドラマの域を超えている」の声

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中村倫也が主演を務める日曜ドラマ『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ系、毎週日曜22:30~)の特別編第3夜が、6月7日に放送。インターネット上では、同ドラマらしさ溢れる演出に賛辞の声が集まった(以下、ネタバレが含まれます)。

原作は、数多くのヒット作を飛ばす東村アキコが手掛ける初のサスペンス漫画。容姿端麗だが、超超変わり者の美食家探偵・明智五郎(中村)が、類まれなグルメの知識を使って、殺人事件を解決しながら殺人鬼へと変貌する主婦・マグダラのマリア(小池栄子)と対決する“恋する毒殺サスペンス”である。今回は新型コロナウイルスの影響で、第7話の放送が中止に。先週、先々週に引き続き、一部新録を含めた、地上波未放送のオリジナルストーリーとなった。

冒頭、暗闇の中でピンスポットに当たった明智が登場。改めて、特別編は、殺人鬼・マリアに操られた者たちの切ない過去や、登場人物の裏側を描いたオリジナルストーリーだと紹介した。

まずは、捜査一課刑事・上遠野(北村有起哉)と小5の娘・小春(横溝菜帆)の物語から。オリジナルストーリーは、事件の前日談。別れた妻から小春を預かることになった上遠野は、明智の事務所へ行き「キッチンを貸してくれ!」とお願い。料理ができる部下・高橋達臣(佐藤寛太)を連れてクリスマスケーキをつくるという。悪戦苦闘しながら2人はケーキ作りあげていくが……。

また、明智の弟・六郎(草川拓弥)と小林苺(小芝風花)が主人公のオリジナルストーリーも。明智が楽しみにしていた弁当を食べてしまった六郎を発見した苺。明智の機嫌を損ねないようにと、弁当を再現する。

2本の話が終わった後、再び明智が登場。三週にわたって放送されたオリジナルストーリーについて「これはこれで“悪くない”。そう思っていただければ光栄です」と挨拶した。続けて第7話は来週放送だと告知。次のマリアのターゲットはいったい誰になるのか? 含みを持たせつつ「そろそろ僕も行かなくては。彼女を止めないといけないのでね。またお会いしましょう。明智五郎でした」と言い残し、暗闇へと消えていった。

ネット上では、オリジナルストーリー&明智がナビゲーターとなって出演することで、視聴者の気持ちを途切れさすことなく次回(第7話)に繋げられたことから「最高に悪くない3週間をありがとうございました!! 来週からもたのしみです!」「良いものを届けたいという、演者さんと、スタッフさんの熱意の表れですよね」「(明智が暗闇に消えた後)ぽつんと取り残された椅子の余韻まで……呼吸と瞬きを忘れて魅入ってしまった……ドラマの域を超えている……」といった声があった。

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