中村倫也の“アドリブ風ナビゲート”が「舞台っぽくて楽しい」と話題に『美食探偵』特別編

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中村倫也が主演を務める日曜ドラマ『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ系、毎週日曜22:30~)の特別編が、5月24日に放送。インターネット上では、中村のアドリブのようなナビゲーションに多くの反応があった(以下、ネタバレが含まれます)。

原作は、数多くのヒット作を飛ばす東村アキコが手掛ける初のサスペンス漫画。容姿端麗だが、超超変わり者の美食家探偵・明智五郎(中村)が、類まれなグルメの知識を使って、殺人事件を解決しながら殺人鬼へと変貌する主婦・マグダラのマリア(小池栄子)と対決する“恋する毒殺サスペンス”。今回は新型コロナウイルスの影響で第7話の放送が延期になったため、一部新録を含めた、地上波未放送のオリジナルストーリーが放送された。

まずは暗闇の中でピンスポットに当たった五郎が登場。「先週まで私は助手の小林苺(小芝風花)と共に、様々な犯罪者による様々な事件を解決してきました」と挨拶。そのすべてがマリアによって企てられたものであるのは、視聴者にとっても周知の事実だろうと述べた。これから3週に渡って放送されるのは、茜(志田未来)らマリアによって操られた犯罪者の悲しい過去や犯罪の裏側が明らかになるドラマだと伝えた。

まずは、なぜ五郎が舌の肥えた探偵になったのかを知るショートドラマから。事務所に弁当を届けた苺に、五郎はおかずのことやご飯の固さについてクレーム。「最近たるんでいる」と指摘する。「授業料は、揚げたての磯辺揚げで勘弁してやる」と言い、新しく作り直すよう命令。キッチンカーに戻る彼女を見届けたあと、写真に映る五郎の祖父・五十六(坂本あきら) に「あれでも料理の腕は確か」と微笑んだ。

25年前、五郎が少年だった頃、五十六は彼の食通ぶりに目をつけ、わざわざ自宅に板前を呼んで美味しい寿司を食べさせてくれた。五十六は、そんな高級料理だけではなく、商店街のコロッケも「ウマい」という。美味しいものはブランドや値段などではなく、自分の舌で見つけるのだと五郎に教えた。ふと、そんなことを思い出していると、苺が揚げたての磯辺揚げを持って帰って来た。五郎は心の中で「この街にはたくさん美味しいものがあるけれど、一番のお気に入りは、あの日食べたコロッケのような優しい味」とつぶやいた。再び、ピンスポットに当たった五郎が登場。最後に「一旦、CMです」とナビゲートした。

ネット上では、五郎の一人喋りパートに注目が集まった。「ナビの部分が舞台っぽくて楽しい」「『中村倫也から出る明智五郎』って感じで本編ストーリーとはまた少し異なった印象で面白かった」「『一旦、CMです』まで言ってくれるのね。ショートストーリーもクオリティ高いし、ソーシャルディスタンス演出がこのドラマに合ってるし……すごい」といった声が寄せられていた。

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