木村拓哉のドラマを監修したシェフに視聴者「リアル尾花夏樹」と反響『アナザースカイ』

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フランス料理店「カンテサンス」のオーナーシェフ・岸田周三さんが、3月6日に放送された『アナザースカイII』(日本テレビ系、毎週金曜23:00~)に出演。フランス・パリを訪れた。

同店は「ミシュランガイド東京2020」で13年連続3つ星に輝くだけでなく、レストランの祭典「The Tabelog Award 2020(食べログアワード2020)」では、最高の栄誉である「GOLD」と同業者が選ぶ「Chefs' Choice」の二冠を獲得。さらに、フランスでミシュランと並ぶ影響力の高いガイドブック「ゴ・エ・ミヨ2020」では、最高評価の「5トック」と「今年のシェフ賞」にも選ばれている。

「カンテサンス」に潜入取材したMCの今田耕司は、スタジオで広瀬アリスに「メニューが白紙です」と紹介。その理由について岸田シェフは、料理人の方が食材の旬や冷蔵庫の中身を理解していると言い、食材をすべて使い切るためには、アラカルトでは無理が生じると述べた。

18歳から日本で修行し、26歳で渡仏した岸田シェフ。働く店もないままパリに来たという。最初は星付きのレストランに手紙を送ったのだが、ほとんど返事はなく、まずはブラッスリー(酒や食事を提供する店)で働くことに。休みの日は、パン屋、精肉店などで働き、料理の勉強を欠かさなかった。岸田シェフは「まずはアクションを起こす。アクションを起こさないのが一番悪い」と話した。

そんな岸田シェフは、ガイドブックなどの評価はありがたいとしつつも「目の前のお客様が喜んでくれているのかが、いまだに心配」だと語る。「想像したものを作るんじゃなくて、その想像もつかないようなものをお出しできたら」と思いを述べた。

ドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)で主人公・尾花夏樹(木村拓哉)の料理を監修した岸田シェフ。ドラマを監修した理由を訊ねられると「『批判とかあるのかな?』と思いながらやった」と本音を吐露。フレンチ業界に人が来てほしいという思いから引き受けたことを明かしていた。

ネット上では、岸田シェフの仕事術に「志が高いと言うか、尋常じゃない努力の積み重ねと苦労の人生なんだろうな」「好きこそ物の上手なれってまさにこの事を言うよね」の声が。さらに『グランメゾン』との関連性も感じる部分があることから「リアル尾花夏樹」といった声があった。

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