トシ、タカに初めて“言葉”で信頼を伝える「世界に一人だけの相方」『アナザースカイII』

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タカアンドトシが、2月14日に放送された『アナザースカイII』(日本テレビ系、毎週金曜23:00~)に出演。先週に引き続き、北海道・札幌を訪れた。

デビューの頃は、札幌に吉本興業の劇場がオープンする時期で、テレビや新聞に取り上げられることも多く、順調だったという2人。しかし、数年後には挫折を経験する。吉本が東西南北の若手を呼んでユニットを結成するため、そのオーディションに挑んだ時のこと。周囲から「本命はタカトシだ」と言われていたものの、ふたを開けると1個下の後輩がメンバーに加入。2人はメンバーから漏れてしまった。

挫折を経験したことで、タカはヒゲを生やし、髪を染め、カラーコンタクトもつけ、迷走時期に突入。タカが「挫折に弱いんでしょうね」と自己分析するも、当時トシには「何も変わらない。やる気がないんだ」と怒りを覚えていたという。しかし、トシは、タカが落ち込んでいる以上、「自分がしっかりしなければならない」と考えていたと胸中を吐露。「そうだったの?」と驚くタカに、トシは「こいつはいまだに俺のことを『分からない』って言いますけど、そりゃそうです。俺を見てないから。とにかく自分の感情を出す」と言い、当時はあえて気丈にふるまっていたと明かした。この告白にタカは「『アナザースカイ』に出られて良かった。お前のそういう気持ちが知られて嬉しい」と喜んだ。

挫折を味わいつつもネタを作り続ける中、当時の人気ネタ番組『爆笑オンエアバトル』(NHK)が札幌で収録をすることに。すでに名の知られていたコンビがいる10組中5組しか放送されない狭き門に挑むことになったタカトシ。練習の成果もあって、札幌大会では5位で通過した。このチャンスを何とかつかんだ彼らは、その後同番組に18回出場し、すべてオンエア。チャンピオンにもなった。その頃『M-1グランプリ』(ABCテレビ、テレビ朝日系)が開催されることが決まり、彼らの目標は『M-1』の決勝へ。のちに代名詞となる「欧米か!」も、同大会のためにネタを作っている中で、できたものだと明かした。

今回、お互いの印象について個人インタビューすると、トシは例えば解散した時、他の芸人とでも漫才はできるものの、タカとのコンビより面白いネタは出来ないとコメント。「世界に一人だけの相方」と話した。このVTRをスタジオで見ていたタカは「これまで、ああいうこと言ってくれなかった」と感動。「オレより先に死なないでな?」と本音を吐露してMCの今田耕司らを笑わせた。

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