杉咲花、木村拓哉との共演で多くの事を学んだと回顧「ケガをされているのに…」

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杉咲花が、10月18日に放送された『アナザースカイII』(日本テレビ系、毎週金曜23:00~)に出演。共演した木村拓哉とのエピソードを振り返る一幕があった。

今回、彼女が訪れたのは南フランス。食べ歩きや買い物を楽しむ中で、芸能界に入ったきっかけを語った。杉咲は、幼い頃から「1クールにやっているドラマを全部観ているくらい好きだった」と回顧。中でも好きなドラマがいくつかあり、そのすべてに志田未来が出演していたという。当初は志田の芝居が好きだったのだが、次第に憧れに変わり、彼女が所属する事務所のオーディションへ応募。女優の道を歩み始めた。

そして3年前、映画『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年公開)で「日本アカデミー賞」最優秀助演女優賞を受賞。一躍脚光を浴びた。10代の頃は学生だったのだが、学校へ行かず「現場にいたい」と思うほど、役として過ごす時間が楽しかった。家に帰ってからも役の暗い気持ちが切れず、ついイライラしてしまうことも……。しかし、母親から「いい加減にしてよ!」と注意されたことをきっかけに「迷惑をかけるのはよくない」と切り替えるようになったと話した。

2年前には映画『無限の住人』(2017)で、主演の木村、三池崇史監督と共に第70回カンヌ国際映画祭出席のため、カンヌへ訪れたという杉咲。同作品は「アウト・オブ・コンペティション」部門に選出されて特別招待を受けており、公式上映された映画館では2000人のオーディエンスで埋め尽くされた。上映後はスタンディングオベーションが5分以上続く大盛況だったのだが、杉咲の身体に異変が。すべて終えてパーティーに行こうと準備している時に、貧血で立っていられなくなったそうで「自分のことを“しょうもない”と思いました」と笑顔で振り返った。

座長の木村からは、撮影現場で多くのことを学んだという。撮影の合間に木村がケガをしたのだが、それでも杉咲しか映っていない場面で、アクションシーンを本番と同じ熱量で演じてくれたと述懐。また、冬のロケでエキストラがたくさんいる日には、日陰で待機している人たちを見た木村がスタッフに「日向の方が暖かいと思うから、移動させてあげた方がいいんじゃないですか?」と声をかけたのこと。杉咲はそうした彼の姿を見て「魅力的な役者は、それ以前に人として魅力なのだ」と感じたという。

インターネット上では杉咲が自然体で思いを語る姿や、常に笑顔でいる姿に心奪われた人が多く「無邪気に笑う姿は変わらず可愛い」「本当に(木村を)尊敬してるのが伝わる」「なんだこのかわいい生き物は……破壊力バツグン……」といった声があがっていた。

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