高橋メアリージュンと佐藤隆太が、この秋単発ドラマとして復活する『臨床犯罪学者 火村英生の推理 2019』(日本テレビ系)に出演することがわかった。
「この犯罪は美しいか?」と、殺人現場に快楽を求め、「人を殺したいと思ったことがある」とも公言しながら究極の犯罪を追い求める犯罪学者・火村英生(斎藤工)と、「この犯罪はオモシロいのか?」と、火村の捜査を観察しながら、時に的はずれな推理を繰り出しつつ、危なげな火村の保護者役も自認する、ちょっと頼りなさげな推理作家・アリスこと有栖川有栖(窪田正孝)による“奇跡のバディ”が、互いの欠陥を補完し合いながら、複雑怪奇なトリックで固められた事件の真相を、世にも美しいロジックであぶり出していく同ドラマ。この度、ファンからのハガキ約1万通にもおよぶ続編希望の声に応える形で、3年半ぶりにスペシャルドラマ「ABCキラー」編(原作:講談社「モロッコ水晶の謎」収録作)として地上波復活を果たす。
本作では、頭文字Aの場所でイニシャルAの人物が、頭文字Bの場所でイニシャルBの人物が……というように、アルファベット順に殺人が起きるアガサ・クリスティの古典的名作ミステリー「ABC殺人事件」を模倣したかの様な連続殺人事件が発生。警察と火村宛てに、「ABCキラー」と名乗る犯人から挑戦状までもが届くというストーリーだ。
そんな不穏な難事件に立ち向かう火村とアリスの前に現れる、どこか得体の知れない(!?)人物を高橋と佐藤が演じるほか、柄本時生、前田公輝、山本亜依、波岡一喜、濱田マリ、長谷川初範と、多彩な豪華俳優陣が集結。時に背筋が冷たくなるような大きな影を、時に目が覚めるような艶やかな華を添えながら、ドラマチックに盛り上げていく。
高橋が演じるのは、有栖川作品の大ファンだと公言してアリスに接近するパーカッション奏者・花井唯子(はない・ゆいこ)。アリスもついつい当然のごとく一目惚れ(!?)するほど、魅惑的で妖艶な雰囲気を醸し出す役どころを、底知れぬ深みを感じさせる芝居で体現。また、捜査協力を開始した火村の前に突如現れるのが、佐藤演じる「東方新聞社」の社会部記者・因幡丈一郎(いなば・じょういちろう)。手段を問わず真相究明に執念を燃やす彼は、やがて火村を脅かす存在に……!? 不遜な態度で我道を貫くこの男を、佐藤が危険な匂いを漂わせながら演じる。
彼らの登場によって、目まぐるしく展開していく地上波スペシャルドラマ「ABCキラー」編の放送直後からは、Huluオリジナルストーリー「狩人の悪夢」編の配信も決定している。
ゲスト出演する高橋と佐藤からコメントが到着。以下に紹介する。
<高橋メアリージュン コメント>
――斎藤さん演じる火村、窪田さん演じるアリスとお芝居をご一緒していかがでしたか?
お2人とも頼もしい俳優さんで、現場も火村と有栖の穏やかな空気感が既に出来上がっていて、物語に自然と入り込むことができました。
――役を演じる上で気をつけること、みどころを教えてください。
「この人よくわからない」と思われると嬉しいなと思い、演じさせて頂きました。
――視聴者へのメッセージをお願いします。
再び帰ってきた火村ワールド、今回もミステリー満載です。火村と有栖はどう事件を解決していくのか……? みなさんも一緒に推理しながら楽しんでください。
<佐藤隆太 コメント>
――斎藤さん演じる火村、窪田さん演じるアリスとお芝居をご一緒していかがでしたか?
お芝居をされているお2人を見ていて、とても面白いバディだなと思いました。お2人はお芝居へのアプローチというか、佇まいも少し違う様に感じました。でもそのお2人がそろうと、お芝居の内容も現場の雰囲気もさらに良くなるんです。そのバランスが素敵だなと。もっと一緒にお芝居をしたいと思う、気になるお2人です。
――役を演じる上で気をつけていること、みどころを教えて下さい。
登場したシーンから、視聴者の方に「あれ、何だろ?」と引っかかりを持ってもらえるようなお芝居が出来たら、と思いました。とにかく「何だこいつ!?」と怪しんでいただけるような、ベトッとした嫌な感じを残せればと、思っています。
――視聴者へのメッセージをお願いします。
あの素敵な2人が帰ってきますよ!