平井堅『町田くんの世界』主題歌を完全書き下ろし!石井裕也監督は「極上の読後感を味わえる」と太鼓判

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石井裕也監督の最新作『町田くんの世界』(6月7日より全国公開)の主題歌を平井堅が担当することがわかった。

本作は、安藤ゆきによる第20回手塚治虫文化賞受賞作「町田くんの世界」を実写映画化。主人公の町田くんは物静かなメガネ男子、でも成績は中の下。アナログ人間で不器用。運動神経は見た目通りに鈍い......。そんな平凡っぽい町田くんが、不思議な魅力でクラスメイトからご近所さんまで老若男女を落としまくり愛されまくるという、ユニークな物語。

いま最も次回作が期待される監督として国内外から注目を集める天才・石井監督の最新作に集結したのは、岩田剛典高畑充希前田敦子太賀池松壮亮戸田恵梨香佐藤浩市北村有起哉松嶋菜々子といった豪華俳優陣。そして主演に抜擢されたのは、演技経験ゼロの超新人で、1000人超えのオーディションを勝ち抜いた細田佳央太関水渚

そしてこのほど、本作の主題歌が平井による完全描き下ろしの「いてもたっても」に決定した。脚本の段階からその素晴らしさにオファーを快諾、本作の世界観にあわせて楽曲を描き下ろしたという。本作について平井は、「人はなぜ恋をするのか? 太古から我々が抱えてきたこのテーマを、こんなに瑞々しい視点で描けるなんて! 町田くんが見ている世界に音をつけれたら。そんなサントラ的感覚で書きました。純粋とエゴイズム。それでもぼくらは恋が好き」とコメント。石井監督は「この曲が映画の最後にバシッと流れることで、映画がさらに素敵なものになりました。極上の読後感を味わっていただけると確信しております。優しい歌声とメロディが頭から離れずに困っています。これこそが平井堅さんのマジックなんだと思います」と太鼓判を押す。

また本予告(http://wwws.warnerbros.co.jp/machidakun-movie/)&劇場本ポスターも初解禁となった。「この世界は悪意に満ちている」――そう思いながら過ごしてきたジャーナリスト吉高(池松)の前に、一人の青年が現れる。初解禁となる本予告映像で描かれるのは、これまでのどんな主人公とも異なる“町田くん(細田)”。地味で、メガネで、運動も、勉強も出来ない、とにかく取り得なし。でも、全人類が自分と家族と思えるほど、“人を愛する才能”だけはズバ抜けていた! そんな“人が大好きな”町田くんが、“人が大嫌いな”クラスメイトの猪原さん(関水)に出会った事で、生まれて初めての“わからない感情”と向き合うことに。そして、まわりのすべての人を巻き込んで、予測のつかない物語が動き出す。映像のラストでは、風船でブっ飛ぶ驚天動地のカットも!? さらに劇場ポスターでは、町田くんと猪原さんの姿を特殊な構図でとらえている。キャッチコピーは、「この世界は悪意に満ちている。でも――町田くんがいる」。これまでのどんな主人公とも異なる町田くんは、平成が終わり、新たな時代の相応しいヒロイックなキャラクター。果たして、町田くんが“わからない”の先に見つけた世界とは?

自身の集大成とも言える本作を手掛けた石井監督は「本当に例外に例外を重ねた映画になっています。最終的に言いたかったのは、“映画は本当にあきれるほど自由なもの”で、こうあるべきだ、っていうものはないということです。キャストもスタッフも、自由にのびのびと楽しいことをやっています。だから、『町田くんの世界』は本当に楽しい映画なんです」とコメントを寄せている。

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