梶裕貴&内田真礼&内田雄馬が『タッチ』の続編『MIX』アフレコに手ごたえ「とってもいいものが出来る」

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『タッチ』の続編となるテレビアニメ『MIX(ミックス)』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜17:30~※一部地域を除く)が、4月6日(土)より放送スタート。順調にアフレコ収録が進んでいる中、立花投馬役を演じる梶裕貴、立花走一郎役を演じる内田雄馬、立花音美役を演じる内田真礼からコメントが到着した。

あだち充の不朽の名作『タッチ』の明青学園の約30年後を描いた漫画『MIX』は、ゲッサン(小学館『月刊少年サンデー』)に連載中で、連載と同時に月刊漫画誌ながら重版がかかる人気作。親の再婚によって、血は繋がらないが誕生日が同じ、双子の兄弟となった立花投馬と立花走一郎が、明青学園で甲子園を目指す様を描く。

今立花投馬役を梶、立花走一郎役を内田雄馬、走一郎の実妹で投馬とは血の繋がらない義理の妹・立花音美役を内田真礼が演じるが、梶はオファーを受けたときの感想を「子供の頃、テレビで『タッチ』の再放送を拝見していたこともあって、あだち充先生作品にはとても馴染みがありました。しかも、その『タッチ』と同じ明青学園が舞台なので、出演させて頂けるというのを聞いたときは、非常に光栄に思いました」と告白。

演じるために『MIX』や『タッチ』の原作を読み返したそうで、「改めて、名作だなと感じましたし、とにかくシンプルに面白くて。あだち充先生独特の間やテンポに魅せられて、夢中でページをめくっている自分がいました」と感想を明かし、「一人の男子として、あだち充先生の作品世界に入れることが……声優として声を当てられることが、すごく嬉しいです」と感極まっている様子。

小学生の頃に『タッチ』を見ていたという内田雄馬も「すごく光栄」と同意。本作を「野球を通して、青春やラブコメディという側面に加えて、あだち先生の作品の中に、もちろん『MIX』の中にも独特の空気感、不思議と土の匂いとか生活の匂いを感じるようなものが存在している」と分析し、「そんな作品なので、リアルにそれを感じながらお芝居をやらせていただけているのが楽しいです」と収録も充実しているという。

内田真礼は、「30年前の明青学園の輝きを追い求めながらも、『タッチ』のキャラクター達がすごくナチュラルに現代に落とし込まれていて、それをわたし達が、日高(のり子)さんやベテランのキャストの方に教えてもらいながら、新しいものを作っている感じです」と収録の様子を明かし、「キャストのみなさんがやる気にも満ち溢れているし、すごくいい空気の中でアフレコ進んでいるので、とってもいいものが出来るんだろうなというのは実感としてあります」と手応えを感じている様子だ。

内田真礼と内田雄馬は、実生活では姉弟の関係柄。現場の雰囲気を聞かれた梶は、「(内田姉弟が)アフレコ収録時、席が隣同士なんですよ」と明かし、「他に人はたくさんいるにもかかわらず、ほとんど兄弟で喋っている気がするので、本当に仲が良いんだなと(笑)」としみじみ。

それを受けて内田雄馬は「(姉のことは)現場に出たら一人の役者なので、意識していない」と答えるも、「ただ逆に、むしろリアルな兄弟だからこそ出る雰囲気、本当の日常感というのはやっぱりあると思うんです。今回は、兄と妹で実際とは反対の設定ですが、『MIX』の家庭環境的に、走一郎と音美は本当の兄弟、もう一人兄弟は義理の兄弟という、3人のなんとも言えないこの感じは、(梶、内田真礼、内田雄馬の3人の)リアルな感じへ近づく一歩というか。いい方向にいったらいいなと思います」と期待を込める。

内田真礼も「アフレコ現場に弟が一緒にいるので、姉弟のやり取りの点で、すごく『分かる!』と思うこともありますね。音美という役柄を、すごくナチュラルな感じでお芝居できています」と明かした。

最後に、3人は本作の見どころもコメント。「あだち充作品らしい空気感や間といったものをいかに違和感なく、アニメとして、お芝居として表現するかという所が大事かなと思って演じていますので、放送を楽しみにしていてください」(梶)、「『MIX』の世界は、見た目よりもナイーブだったり、思ったより大胆だったりとか、そういう人が結構いるのが面白いです」(内田雄馬)、「色々なキャラクター達が話しだして、物語が動いていくというのが、空気感も含めて面白いです。原作の校庭、グラウンド、校舎一つなど、あの匂いのするような雰囲気をアニメーションでも感じられると思いますので、ぜひ『MIX』を全身で体感してもらえたらなと思います」(内田真礼)とアピールしている。

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