望月歩、『3年A組』主演・菅田将暉の存在感に「すごく刺激的で勉強になる」

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菅田将暉さんの主演ドラマ『3年A組―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系、毎週日曜22:30~)の第7話が2月17日に放送された。本作で、3年A組の生徒で、身体能力抜群の陸上部のスプリンター・瀬尾雄大役の望月歩さんにインタビュー。

同ドラマは、謎と事件が連鎖的に絡み合う、一人の教師の“最後の授業”を描いた衝撃的学園ミステリー。菅田演じる3年A組の担任・柊一颯が、卒業まで残り10日となった日に茅野さくら(永野芽郁)を含む29人の生徒を集めて、突然「今から皆さんは、僕の人質です」と告げ監禁。第6話までに、景山澪奈(上白石萌歌)の死の真相を暴くため、犯人をあぶり出すため世間の注目を集めることが目的と判明。さらに柊は、亡くなった澪奈を陥れたフェイク動画制作を依頼したのが、魁皇高校の教師・武智大和(田辺誠一)であると言い……。

望月さんは、2015年に宮部みゆき原作の映画『ソロモンの偽証』での柏木卓也役の怪演が話題になり、その後も映画・舞台『真田十勇士』やドラマ『母になる』(日本テレビ系)『モブサイコ100』(テレビ東京)などの話題作に出演している注目の若手俳優です。また、7月には初主演映画『五億円のじんせい』(ムン・ソンホ監督)が渋谷ユーロスペース他で順次公開になります。

今回は『3年A組―今から皆さんは、人質です―』という作品について、ご自身の役どころ、撮影現場の様子などについてたっぷり語っていただきました。

――『3年A組―今から皆さんは、人質です―』に出演が決まった時と、台本を読んだ時の感想は?

決まった時はやっぱりすごく嬉しかったです。さらに、共演者のところに『ソロモンの偽証』の時のメンバーや、共演したいと思ってる方がいたので余計に嬉しく楽しみになりました。台本を読んだ時は「うわ! 爆発した!」ってびっくりしました(笑)。 でもすごくメッセージ性が高い作品だと思って、これをどう伝えられるかって考えてました。

――ご自身が演じる瀬尾雄大くんは、どんなキャラクターですか?

基本的に頭が良くて、色々なことをきちんと考えることができるキャラクターです。 陸上にまっすぐで、「最後のチャンス」と感じて行動出来るとこは自分と重なると思いました。

――演じるうえで、どんなところを意識していますか? 役作りで工夫したところや、監督と話したことなどがあれば教えてください。

当たり前なことなのですが、演じる役がどう立ち回ったらこの作品にプラスとなるのかを、僕なりに考えながら演じています。工夫ではないのですが、役作り(陸上部のスプリンター)で作品に入る前は毎日走り込んでました。監督とは具体的にこうとかは思い出せないのですが、演技者それぞれの考えをしっかり聞いてくださり、それを考慮した上で指示をくださるので、のびのびとやらせてもらってます。

――第7話のオンエアを終え、また真実が明らかになりましたが、どんなことを感じていますか?

第7話は、瀬尾と柔道部に所属する魚住華(富田望生)にとってとても大切な話です。それを仲の良い富田さんとできたことがとてもよかったなと思います。富田さんとだからこその第7話だと思ってます。

――今回の富田さんとのお芝居や、第5話で片寄涼太さん演じる甲斐くんとぶつかるシーンなどがありましたが、共演者同士のエピソードがあればおしえてください。

富田さんに、第7話が始まる前にラインで意気込みと頑張ろうってことをメッセージで送ったら、なんと当日に手紙をいただいて……それがすごく嬉しくて余計に頑張ろうとなりました。片寄さんはすごくすごく優しくて、みんなのことを見ていて、僕からするとみんなのお兄ちゃん的な存在だと思います。第5話の前に「頑張ろう、よろしくね」って声をかけていただいた時は、将来こういう人になりたいなと感じました。

――主演の菅田将暉さんとの芝居で感じたこと、身近で見ていて勉強になったことはありますか?

とにかく菅田さんはいつも集中されてるって感じで、菅田さんが現場に入るだけで場が引き締まるというか存在感がものすごい方だなと思いました。菅田さんとのお芝居では本当の僕も圧倒される部分があってすごく刺激的です。その刺激自体が勉強となってます。あの存在感は僕も出せるようになりたいなと思いました。

――毎回、柊先生の言葉が話題になっていますが、印象的な言葉はありましたか?

やっぱり瀬尾として言葉を受けた第7話の言葉が一番僕の中で大きいのですが、その中でも、「俺はあいつらの将来を見届けることができない。でも、だからこそ、幸せになってもらいたい」 この言葉が一番ぐっときます。

――今年の目標や、やってみたいことは?

今年の目標は「人見知りをやめること」です。これは僕の中の個人的な目標ではありません。この『3年A組』や他の現場等でもそうなのですが、損することしかないなってすごく感じることが多くて……。あと今年僕が主演させていただいた映画『五億円のじんせい』が7月に公開するんです。その舞台挨拶や取材をしていただく時とかに、きちんと話して、たくさんの方に観ていただけるようにしたいので、「人見知り」はやめたいと思いました。

――最後に、この先の展開でドラマの見どころと、放送を楽しみにしている方へメッセージを。

これからクライマックスになりますが、僕自身もこれからこの作品がどうなるのか想像がつきません。でも、見てくださる方が何かを感じてくださるような作品にはなると思います。最後までゾクゾクしてくださいね!

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