梶裕貴『逆転裁判』Season2への意欲!アフレコで「勝ったな」と思うこととは?

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10月6日からスタートするアニメ『逆転裁判~その「真実」、異議あり!~Season2』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜17:30~ ※一部地域をのぞく)の放送に先駆け、主人公の弁護士・成歩堂龍一(なるほどうりゅういち)の声を演じる声優の梶裕貴が囲み取材会に出席。役柄やアフレコ現場の雰囲気などを語った。

本作は裁判を題材にしたアドベンチャーゲーム「逆転裁判」を原作に、罪を着せられた無実の依頼人を助けるために法廷で戦う新人弁護士の活躍を描いたアニメシリーズ。今回放送されるシーズン2は、2016年4月に放送されたシーズン1の続編にあたり、前作がゲームの1と2の内容を描いたのに対し、今作ではゲームの3の内容と、前作では取り上げられなかった1と2の物語にスポットを当てる。さらに、アニメオリジナルのストーリーも展開。原作の世界観はそのままに、ゲームとは一味違うアニメならではのストーリーも見どころの一つだ。

シーズン1に引き続き、成歩堂を演じることになった梶は、「前作から約2年経って、続きを演じさせて頂けるというお話を聞いた時は非常に嬉しかったです」と喜び、「シーズン1で半年間やらせて頂いていたので、自分の中ではキャラクターや作品の理解はある程度完成されています」と手応えを語った。

シーズン1の際には、役作りの一環として、実際の法廷に行き裁判を傍聴。その経験をベースにシーズン2では成歩堂のキャラクター像をより深く掘り下げたいと意欲を燃やす。

現在はアフレコの真っ最中。梶は、「真宵ちゃん、春美ちゃん、糸鋸刑事といったメインキャラクターを演じる皆さんとのチームワークはもちろんですけど、1つの事件が数話にまたがって展開されていく時もあるので、その都度、ゲストの役者さんと一緒に作品のテンションやテンポを楽しみながら収録させて頂いています」と収録の様子を明かした。

個性的なキャラクターたちによる痛快な謎解き法廷バトルは本作の最大の見せ場。シリアスな法廷シーンの中にもコミカルな場面が随所にちりばめられており、キャスト陣が思わず笑ってしまいそうになるセリフも登場。梶は、「内心笑っている時はありますけど、そこはプロなので我慢しています(笑)。後ろにいる共演者の皆さんからノイズにならない程度のクスッというリアクションが聞こえると、“勝ったな”“やったな”と思うところはありますね」と収録中のエピソードを披露した。

そして、シーズン2では、成歩堂の強力なライバルとしてハードボイルドな雰囲気のゴドー検事が登場する。演じるのは、ベテラン声優の平田広明。梶は大先輩である平田のことを、「ここ最近、いろんな作品で、いろんな関係性の役で共演させて頂いていて、とてもお世話になっています。本当に渋くてかっこよく……でも、お茶目な所もある先輩」と表現していた。

最後に、本作の見どころを聞かれた梶は、「とにかく平田さんがかっこいいです! でも、僕も負けじと頑張っています」と作品さながらの闘志を燃やし、「ゲームはプレイヤーの皆さんの選択で展開が変わりますけど、アニメは当然1つの流れしかないわけで、まさかの成歩堂が負けるパターンがないように、ドラマを書き換えないようにちゃんと勝っていきたいと思いますので、応援よろしくお願い致します(笑)」と冗談交じりにメッセージを伝えた。

<第1話「失われた逆転」あらすじ>
弁護士の成歩堂龍一は警察官の先輩である恋人を殺害した罪に問われているスズキマコを弁護するために法廷に立つ。だが、成歩堂は開廷前に記憶喪失になっていた。動揺を隠せない成歩堂だったが、検事側の証言、証拠の矛盾を暴いていく内に弁護士の感覚を取り戻していく。最後に亜内検事は事件の目撃者として浪人生のモロヘイヤを召喚。モロヘイヤはマコが犯人という決定的な目撃証言をして、成歩堂は絶体絶命のピンチに追い込まれる。

<第2話「盗まれた逆転 1st Trial」あらすじ>
倉院の里・秘宝展が開催される予定の高菱屋百貨店から倉院のツボが盗まれ、成歩堂の助手で倉院流の綾里真宵は自分たちの秘宝が盗まれたと大騒ぎする。犯人は世間を騒がせている怪盗、怪人☆仮面マスクだった。名探偵の星威岳哀牙は前日、倉院のツボを奪いに来た仮面マスクと相対したが、取り逃がしていた。この後、自称、仮面マスクの天杉優作が警察に自首。成歩堂は夫の無実を信じる妻の天杉希華から優作の弁護を依頼されるが……。

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