石原さとみ×峯田和伸『高嶺の花』足先が触れ合うシーンカット公開

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石原さとみの主演ドラマ『高嶺の花』(日本テレビ系、毎週水曜22:00 ※初回は10分拡大)が、7月11日からスタート。野島伸司が脚本を務める本作は、華道の名門「月島流」本家に生まれ、美貌、キャリア、財力、家柄、さらには圧倒的な才能まですべてを持ち合わせたヒロイン・月島もも(石原)と、平凡な自転車店主・風間直人(峯田和伸)の格差恋愛を描く純愛エンターテインメント。

第1話の見どころのひとつは、華道の名門「月島流」本家に生まれた令嬢もも(石原)とこれまで恋人ができたことがない平凡な直人(峯田)の出会いと、ふたりの関係性の変化。先日行われた制作記者会見では、第1話を試写。導入部分のポップさゆえ一見ただの“格差恋愛ドラマ”なのでは、と思いきや、それぞれの登場人物の「欲望」や「感情」が絡み合う重厚な人間ドラマとなっている。セリフの一つ一つに繊細で複雑な思いが見え隠れし、心のどこかにグサリとつきささったり、時に優しく包み込まれるような感覚になったりと、見る者の琴線に触れてくるようなシーンは枚挙にいとまがない。

会見では、野島の作品でラブストーリーを演じるのが夢だったという石原も、「セリフを理解するのが難解だなと思いました」と告白。それぞれのセリフは一つ一つが伏線としてつながっていて、話が進んでいくと逆算して意味が分かっていくそうで、「野島さんは今、1話完結のドラマが多い中で、連続ドラマの可能性をとても信じてやっていらっしゃるんだなと思いました。セリフを変えずに丁寧に言うことで、野島さんが書いた思いが続いていくと思う」としみじみ語っていた。

これまでにも、社会現象となったヒットドラマ『101回目のプロポーズ』、禁断の恋を描いた『高校教師』、セックス依存症を題材した『雨が降ると君は優しい』といった作品で常に話題をさらってきた野島だが、今この時代にあえて地上波で描きたかったものは何なのか? 「怒涛の純愛エンターテインメント」の行く末に注目が集まる。

<あらすじ>
美しく、華道家としての才能も豊かなももには、何一つ足りないものなどなかった。ところが、婚約者の吉池(三浦貴大)に裏切られて式当日に結婚が破談、ももは深く傷つき、自信も才能も揺らいだまま立ち直れないでいた。ある日、ももは転んでしまい、乗っていた自転車が大破。迷い込んだ小さな商店街の自転車店で、店主の直人に修理を頼む。直人は、高飛車で奔放なももの態度にいら立ちもせず、にこやかに自転車を預かった。

そんな中、直人は、長く介護してきた母・節子(十朱幸代)を亡くす。心配した商店街の人々は、直人に見合いを勧めた。直人は生まれてこのかた、恋人ができたことがないのだ。ももが再び直人の店を訪れたとき、ちょうど直人は見合いをしていた。そこでももは、直人が“ぷーさん”と呼ばれ、不思議な魅力で商店街の皆から愛されていること知る。

直人と出会い、自分が生きてきた世界とはまったく違う下町の人々に触れて、最初は戸惑いを覚えるももだったが……。

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