細田守監督『金ロー』新オープニングを「映画1本作るくらいの意気込み」で制作中

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7月20日(金)に公開される映画『未来のミライ』の細田守監督が、『金曜ロードSHOW!』(日本テレビ系、毎週金曜21:00~)の新しいオープニングを制作中であることがわかった。映画公開と同じ7月20日より、全く新しいキャラクターと音楽で番組のオープニングを彩る。

『金ロー』のオープニングといえば、「Friday Night Fantasy」の音楽に乗せて、海辺の夕日の映像が印象的だった1985年の番組開始当初のもの(当時のタイトルは『金曜ロードショー』)、1997年から2009年まではスタジオジブリが制作した『映写機おじさん』として親しまれたアニメーションと久石譲の「Cinema Nostalgia」のバージョン、さらに2009年映画好きの黒うさぎ「スタンリー」が登場し、岩代太郎の音楽「スタンリーの週末」にのせて画面を駆け回ったバージョン、そして2012年からは大野哲二作曲による「TGIF(Thank God, It's Friday!)」のポップな音楽にのせ、スタンリーが活躍したバージョンがこれまで番組の冒頭を飾ってきた。しかし今回、番組の“新たな顔”として、細田守監督による新オープニングがスタートする。

『バケモノの子』や『おおかみこどもの雨と雪』などを手がけた細田監督は、これまでに監督した4本の映画すべてが日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞したほか、国内外で多くの映画賞を受賞するなど今や世界から最も注目される日本の映画監督の一人。さらに、細田監督作品で活躍している超一流クリエイター陣も集結し、映画さながらのクオリティを誇るオープニング映像が現在制作されている。

キャラクターデザインと作画を手がけるのは、細田監督の最新作『未来のミライ』(7月20日公開)で原画として参加し、スタジオジブリ作品『猫の恩返し』や『ひるね姫~知らないワタシの物語~』などでキャラクターデザインを手がけた森川聡子。美術設定は『ALWAYS 三丁目の夕日』で日本アカデミー賞最優秀美術賞を受賞するなど山崎貴監督組のメンバーとしてもおなじみで、細田守監督作品でも『サマーウォーズ』のインターネット上の仮想世界“OZ”や『未来のミライ』でも未来の東京駅などの美術設定を手がけた上條安里。美術監督はスタジオジブリ作品で『思い出のマーニー』、スタジオ地図作品では『バケモノの子』『未来のミライ』を手がける大森崇。衣装は『おおかみこどもの雨と雪』から『未来のミライ』に至るまでの衣装を手がけ、さらに『モテキ』や『バクマン。』など大根仁監督作品でも活躍する伊賀大介。

加えて、音楽はスタジオ地図作品には欠かせない存在、高木正勝が今回あらたにテーマ曲を書き下ろす。文字通り、新作『未来のミライ』を制作したスタジオ地図とその一流スタッフ陣がこのプロジェクトのために再集結し、細田監督自ら「映画1本作るくらいの意気込み」で取り組んでいると明言しており、実際に「手ごたえを感じている」とも語っている。

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