山田孝之と長澤まさみが11日、都内で行われたダブル主演を務める映画『50回目のファーストキス』の公開記念舞台あいさつに出席。壇上で、週末興行ランキング1位に登場した是枝裕和監督の映画『万引き家族』を話題に出し、「追いつきたいです」と意気込みを語る一幕があった。

福田雄一監督が手掛ける初のラブストーリーとなった本作。ハワイでコーディネーターをするプレイボーイ弓削大輔（山田）と、交通事故の後遺症により、新しい記憶が1日で消えるヒロインの藤島瑠衣（長澤）の、偶然の出会いから生まれた一生に一度の運命の恋を描く。

直近で発表された週末興行ランキングで、第71回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した是枝裕和監督の映画『万引き家族』が初登場1位を獲得したが、過去にテレビ東京で放送された『山田孝之のカンヌ映画祭』に出演していたことも関係してか、山田はこれを話題に。「カンヌの映画がすごいことになっていますね～」と突然同作の名前を口にしてニヤリ。

長澤も過去に是枝作品に出演しており『万引き家族』を意識してか、「カンヌのやつに追いつきたいです。大好きな監督だけど、この映画も大好きなので」と語り、笑顔を見せた。『50回目のファーストキス』には思い入れも強いようで、「わたしの友達がたくさん映画を見てくれてたくさん感想をくれます。こんなことはこれまでなかなかなかったです。この映画が公開されるのを待ってくれていた人がたくさんいるんだなって思いました。1人でも多く、この映画見て笑ってくれる人がいれば嬉しいです」とアピール。

本作の宣伝のため、舞台あいさつにも積極的に参加した2人。「今までにないくらいたくさんの舞台あいさつをした映画になりましたね」と長澤が話すと、山田も「今日で14回目の舞台あいさつ。これでようやくドラマのほうに集中できます」と一息。山田は「自分たちも楽しんで作った映画。自分たちだけでなく、みなさんにも楽しんでほしい」と呼びかけていた。