大河内一楼に加え、豪華脚本家7名が集結『ルパン三世 PART5』

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日本テレビ系にて放送中の、モンキー・パンチ原作の人気アニメ最新作『ルパン三世 PART5』(毎週火曜25:34~)。シリーズ構成・脚本を務めた大河内一楼に加え、7名の豪華脚本家が集結することがわかった。

1967年に漫画の連載が開始され、2017年で原作誕生50周年を迎えた『ルパン三世』。1971年に初めてテレビアニメ化され、今作でテレビシリーズは第5弾となる。新シリーズでは、ルパン三世と世界的大泥棒のアルセーヌ・ルパンのルーツでもあるフランスを舞台に、現代のデジタル社会で最新テクノロジーを駆使したルパンたちの活躍ぶりが描かれている。

放送開始前から大河内がシリーズ構成を務めることや、新キャラクターに水瀬いのり津田健次郎島崎信長の豪華な人気声優3名が新たに参加することが解禁されると、SNS上で大きな反響を呼んだ今作。放送開始後も「人間関係が深く描かれていて見入ってしまう」、「ルパンゲーム面白い!」、「ネット社会への風刺か!?」「ルパン三世進化してるなぁー」といった感想が寄せられている。また、今作で“チーム感”を際立たせるため、大河内があえて脚本に入れたという、ルパンたちの食事シーンにも、ファンからは注目が集まっている。

そんな中、大河内のほかに、脚本を務めた豪華7名が一斉解禁。『ルパン三世 PART5』で原画、作画監督を担当し、本作では副監督を務め、アニメーターとしても活躍する酒向大輔(さこうだいすけ)、『BEATLESS』『恋姫†無双』『ブレンド・S』などのシリーズ構成を務めた雑破業(ざっぱごう)、『ファイナルファンタジー』シリーズや『キングダム ハーツ』シリーズ、『ヘラクレスの栄光』シリーズのシナリオを担当した、ゲームクリエイターの野島一成(のじまかずしげ)、書籍「福家警部補」シリーズや「警視庁いきもの係」シリーズを執筆し、脚本では劇場アニメ『名探偵コナン から紅の恋歌』を手掛けた大倉崇裕(おおくらたかひろ)、『七つの大罪 聖戦の予兆』『アイドルマスターSideM』『BanG Dream!』などのシリーズ構成を務め脚本家、作家としても活躍する綾奈ゆにこ、『キノの旅 the Beautiful World』『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』などを手掛ける小説家の時雨沢恵一(しぐさわけいいち)、舞台『弱虫ペダル』シリーズ他、劇団惑星ピスタチオ全作品の脚本・演出を手掛ける劇作家兼折り紙作家の西田シャトナーという、様々なジャンルで活躍する豪華な顔ぶれが『ルパン三世 PART5』の脚本を務める。そして今回、大河内からコメントも到着した。

1クール目も佳境を迎え、さらに盛り上がりを見せる『ルパン三世 PART5』から目が離せない。

<大河内一楼コメント>
脚本・構成を担当した大河内です。第一話の冒頭を見ていただければ分かるのですが、今回のPART5は、基本的にこれまでの『ルパン三世』を通過してきた存在と考えています。ルパンには、若くて凶暴だった時代もあり、ハデでバブリーだった頃もある。そして今、PART5のルパンは、それらの時代を経て、大人の男の落ち着きと余裕を持っています。とはいえ、そのルパンだけでは、『ルパン三世』最大の魅力である“バラエティ”を描きづらい。そこで、今回のPART5では、連続話という新しい語り口を用意しつつ、従来の一話完結話数を挟んでいきたいと考えました。みなさんが初めて出会ったルパンは何色のジャケットを着ていましたか? 一番お好きな色は何ですか? 一話完結話では、僕ら作り手も、自分の一番好きなルパンをそれぞれ書いてみました。50年続く『ルパン三世』のバラエティを、楽しんでいただけると幸いです。

それと、劇中に過去作品のオマージュが出てきますが(みなさん、いくつ気づかれましたか?)、実はこれ脚本ではありません。ルパンを好きな現場スタッフたちの遊びの部分です。自分でも驚くような細かいガジェットが拾われていたりして、映像ができあがるたびに、スタッフのルパン愛に感心しています。ジャケットの色にあわせて絵柄も変えてあるそうです。しかも当時のスタッフが実際にやっていたりもして……まさに本物! プロの遊びって、本当にすごいです。ストーリーを知っている自分も、放映を見るのが毎週楽しみなのです。

※島崎の崎は正式には「たつさき」

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