大阪女は京女になぜつっかかる?京女が腹黒いのか?大阪女のヒガミなのか?

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京都の女性といえば日本男子の憧れ。恋人にしたいのは何県の女性かを調査すると、京都の女性がダントツの一位になるそうだ。ところがなぜかその京都の女性につっかかるのが大阪の女性。やることなすこと気にくわないようで、明らかに嫌っている。そこにはどんな背景があるのか?

4月5日放送予定の「秘密のケンミンSHOW」2時間スペシャルでは「ヒミツのKYOTO」のコーナーで、この京女と大阪女のビミョーな関係をとりあげる。

街行く大阪女に京女について聞くと、とにかく評判が悪い。「闘争心がわく」「上品に見えてるだけ」「腹黒い」と悪口のオンパレードだ。中には「一人でも多くの人に伝えたい、京女の悪さを!」とまで言う人もいる。誰に聞いても、厳しい言い方でビシバシ言ってのけるのだ。

一方、京女も大阪女に手厳しい。「大阪は京都を悪く言うけど私ら何とも思ってない」「大阪は嫌いじゃないけど住みたいとも思ってない」「大阪の女性は言い方きついし面白いこと言わな怒られる」「コミュニケーション能力が高い、言い換えると”うるさい”」高度なレトリックを駆使して結果的に見下しているのがわかってくる。

大阪女はもちろん負けじと京女にこんな言葉で反撃をする。
「言葉を鵜呑みにしないほうがいい」
「相手を立ててる風に見せてホントは落としてる」

京女の口と内心は裏腹という点を掘り下げるべく、男性に食事に誘われた時に「ぜひ行きたい」と女性が答えている様子をイラストにして京女に見せると・・・
「これは危ないですねえ」と言うではないか!
「行きたくなさそう」と彼女たちには映るそうなのだ。
「気持ち汲んで欲しいわあ」という意味なのだという。
「本音を出さずに本音を言う」のが自分たちなのだと京女は自ら言っているわけだ。
取材するディレクターの髭を見て「お髭がワイルドですねえ」と言うのだが、その真意は「髭剃らはったほうがいいんちゃう?」なのだそうだ。
「クマさんみたいでかわいいですね」と口で言った本音は「ゴツい」だという。

これは筆者から見ても、ややこしい。めんどくさい。それに、口で言うことと本音が違うのを堂々と認める感覚も正直わからない。
ということは、京女ともし付き合う時は、いちいち言葉の裏の本音を考えなければならないのだろうか?そんな毎日、神経すり減って早死にしてしまいそうだ。
大阪女が京女を「腹黒い」とまで言う気持ちがわかってきた。

スタジオでは、京女・杉本彩さんと、大阪女・久本雅美さんが、バチバチと火花散る舌戦を繰り広げ、その争いを冷静に眺めている神戸女・浅野ゆう子さん、さらには、大阪男・市川右團次さん、大谷亮平さん、西川きよしさんらを巻き込んでの大騒動となるのだが、これはもう番組を見てもらうしかないだろう。

この京女vs大阪女の対決、筆者は大阪サイドにつきたい。とは言え、京都のはんなりとした女性にはやっぱりクラクラしてしまうわけだが・・・

【文:境 治】

提供:読みテレ

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