広瀬すず、10代卒業したくない?「このままがいい」

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女優の広瀬すずが17日、都内で行われた主演映画『ちはやふる -結び-』の初日舞台あいさつに出席した。広瀬は今年6月19日に20歳の誕生日を迎えるが、「卒業したくないこと」を問われると、6月に20歳の誕生日を迎える広瀬は「10代からの卒業」をあげ、「20歳になっても何もしなくてもいい。逆に何があるの? このままがいい」と、未練があることを明かした。

瑞沢高校 競技かるた部員の綾瀬千早をヒロインに、高校生活最後の全国大会を目指す部員たちの夏を描く本作。2016年の2部作『-上の句-』『-下の句-』を経て、本作が最終作。シリーズからの卒業となることから、壇上では「卒業したくないこと」をテーマにトークが行われ、広瀬は10代を卒業したくないと切々とコメント。共演者らからも「もう20歳なんだね。はやいね」と声をかけられた。

壇上には広瀬ほか、野村周平新田真剣佑上白石萌音、矢本悠馬、森永悠希、優希美青、佐野勇斗、清原果那、松岡茉優、賀来賢人、メガホンをとった小泉徳宏監督も出席。監督からは各キャストに卒業証書の授与も行われたが、広瀬は監督から卒業証書を受け取ると感無量の表情。

小泉監督からは「これからレジェンド女優になれるだろうあなたの初期の作品に関われて幸せ。心配なのは誰もが驚くような才能を持っていて、(努力をしなくても)それだけで突っ走れてしまうところ。壁にぶつかったときは初心に戻れるようこの映画をぜひ観てほしい」と声をかけられたが、広瀬も「この映画はわたしにとって宝物」と述べ、「卒業は寂しいけど、寂しさを通り越して今はある意味気持ちいい」とコメントした。

野村は卒業証書を受け取る際、監督と撮影現場で不満をぶちまけあったことを回顧。監督が「撮影前、人払いをして2人で不満をぶちまけあった。その時、芝居は大してうまくないと言ってしまったけど、その後見事にやられた。俺を演技で泣かせたのは周平だけ。芝居はやっと人様に見せられるようになり、うまくないけど奇跡を持った役者」と称賛すると、野村は「あんまり芝居下手だと言わないでください」と恥ずかしそうにコメント。「監督と不満をぶちまけあったおかげで、その後仲良くなれた」と撮影を振り返っていた。

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