モーリー・ロバートソン、天海祐希にメロメロ「ずっと見ていたい」「大好き」

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2月23日(金)21時より放送される読売テレビ開局60年記念ドラマ『天才を育てた女房~世界が認めた数学者と妻の愛~』(読売テレビ・日本テレビ系)の完成披露試写会&取材会が、都内で行われ、主演・天海祐希の大ファンだという人気評論家のモーリー・ロバートソンが出席した。

天海と佐々木蔵之介が、11年ぶりに夫婦役を演じることで話題の本作は、誰からも認められない中、ただひたすら世界の難問に立ち向かっていった大阪生まれの天才数学者・岡潔(佐々木)と、潔の数学に対する純粋さを理解し、最後まで信じ続けた妻・みち(天海)の姿が描かれる波乱万丈のヒューマンストーリー。

ドラマの事前PR番組にも、天才代表のナビゲーター役として出演しているモーリー。上映前に天海の魅力を聞かれると、「やはり芯の通った美しさ。生き方の美しさ、透けて見えるオーラを放っていますよね」と絶賛。

その後、天海のファンとして招待された観客、報道陣と共に一足先に作品を楽しんだ。上映後には読売テレビの汐口武史プロデューサーと対談を実施。物語は、潔が文化勲章を受章したシーンからスタートするが、モーリーは「始まって5分くらいで泣きじゃくり始めて、カメラが回ってなくて良かったなと(笑)。報われた姿を先取りして泣いておりました」としみじみ。序盤の、潔が花びらの数とフィボナッチ数の関係をみちに教えながら夢を語るシーンにも感動したらしく、モーリーは「大学の時にやっていました。フィボナッチ数は自然界の不思議な数の代表。あれは素晴らしい数字です」と語った。

潔はフランス留学時代、生涯の研究テーマとなる多変数複素関数論における「ハルトークスの逆問題」を発案。約15年の歳月をかけて「三大問題」を解決した。研究成果は難解すぎるゆえに国内ではなかなか理解されず、世界的な評価の高まりと共に日本でも認められ、1960年、ついに文化勲章を受章した。東大を1学期で中退し、ハーバード大学に入学したモーリーは「身につまされる思い。泣きどころが4つくらいありました」と、天才ゆえに周りから理解されなかった潔と自身をオーバーラップさせていた。

また、当時の日本は上に意見ができなかった時代。潔が上の人になかなか認められないシーンは印象的だったらしく、モーリーは「フランスやアメリカは弟子が先生に反論できたんですが、日本は官僚的だった。岡さんは垂直の壁をロッククライミングのように登っていったと思いました」と、険しい壁を乗り越えた潔の姿に感動したことをアピール。天海が20代から50代を見事に演じ分けた姿も印象に残ったそうで、「芸術的にも感動しましたし、ミーハーにもずっと見ていたいと思いました。大好きです。こんな事言って良いのかな(笑)」と天海への思いを熱弁。周囲にいる天才について聞かれると、モーリーは「カズレーザーさんは天才ですね。先輩芸人ができないことを軽くやっていらっしゃる」と回答した。

そして、潔を信じて支え続けたみちの姿、命を削って生涯を数学に捧げた潔の姿、数々の苦難を乗り越えた夫婦の愛は今回の試写会に招待された女性の観客たちの心にも響いた様子。観客からは「夫を信じる強い心、みちさんの強さは簡単にはマネできない」「お2人(天海と佐々木)の演技が素晴らしくて感動しました」「最後、壮行会に乗り込んで自分の気持ちを訴える妻の強さに感動しました」「好きな事を続けていると必ず味方してくれる人が現れると元気をもらいました」「学生服姿の蔵之介さん、おじいちゃんの蔵之介さん、両方見られて良かったです。素敵でした」などの感想が寄せられていた。

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