羽生結弦に続け!「伊達男」発祥の地、宮城でイケメンをざくざく発掘!

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“伊達男”という言葉がある。粋でセンスがよく、またちょっと派手な服をカッコよく着こなす。そんなイメージだと思う。語源には諸説あるらしいが、有力なのが伊達政宗起源説だ。戦場で実際に派手な装いで登場したり、周囲が驚くような奇抜な扮装で出陣したりしたという、伊達政宗。彼のようにカッコいい男性を伊達男と呼ぶようになったらしいのだ。

1月18日放送の『秘密のケンミンSHOW』では、「男前祭り第4弾」として宮城県のイケメンたちを街で探して紹介した。伊達男発祥の地には、どんな現代の伊達男たちがいたのだろう。

そういえば、スケート界の貴公子・羽生結弦をはじめ、千葉雄大や本郷奏多など、宮城県出身には今風のスリムでさわやかなイケメンが多い。実際に現地でカメラを向けるとシュッとしたあっさり系のイケメンが次々に見つかったそうだ。

最初に仙台駅前で捕獲された青年は、ニット帽を小粋にかぶったまさに伊達男。決して奇抜な装いではないが、おしゃれな服をさりげなく着こなしている。東北いちばんの都会である仙台らしく、洗練が感じられるたたずまいだ。

次に仙台駅前で捕獲されたイケメンもまた、洗練があふれる28歳。身長が187cmもあるというのだが、顔は小さくスタイル良く、“でかい”という印象にはならない。

続いて夜の国分町で見つけたのは小学校の教員をしているという30歳の伊達男。話しぶりから、この男は絶対いいやつだと思える人柄のさわやかさ。まったく嫌みのないイケメンだ。

ところ変わって東松島市で牡蛎漁にいそしむ青年漁師を発見。男臭さの中に甘さも漂ういい男だ。宮城の牡蛎は甘みがあって日本一だと誇らしげに笑う姿が雄々しい。

次々に登場する伊達男たちの中でも目立っていたのが、石巻市の酒造メーカーのダンディな社長55歳。白髪も多いがそれも魅力に組み込まれたダンディズムがしびれる。

こうして見ていくと、さすが伊達男発祥の地。爽やかで洗練されたたたずまいの、北の都会のイケメンはこうでなくちゃという伊達男たちがそこここにいることがわかった。

スタジオに戻ると、司会者の久本雅美が女性陣に感想を聞いていく。国生さゆりはイケメン教師との秘かな恋を妄想してしまったという。柴田理恵は酒造メーカーの社長55歳について、歌舞伎役者みたいで素敵ねえとほれぼれ言う。

美しい女性を並べて男性が品定め的なことを言う番組はよくあるが、立場を変えてイケメンたちについて女性がほれぼれしながら容姿を褒める番組はあまりないと思う。だがこんな風に明るくのびのびと女性が男性を評するのも面白い。それに、男性も頑張らなくてはと思うのならいい効果もありそうだ。筆者も55歳なので、あの社長のようにダンディに振る舞わねばと自分のだらしなさを反省した。

この「男前祭り」は、ぜひ全国でやってほしいものだ。女性たちの目の保養になり、男性を奮起させる素敵なコーナーだと思う。

【文:境 治】

提供:読みテレ

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