「ホストだらけの運動会」に『マツコ会議』が潜入

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マツコ・デラックスが番組スタッフと企画会議を行い、今話題のディープな場所と中継を結んで、そのエリアを深掘りしていく番組『マツコ会議』(日本テレビ系、毎週土曜23:00~)。7月15日の放送は、ホストたちが参加する運動会を取り上げた。

歌舞伎町を拠点にする大手ホストクラブグループの福利厚生の一つとして開催されている“ホストだらけの運動会”。東京・府中市の市民陸上競技場には、チャーターした8台の大型バスに分乗し、約400名のホストが集結。中継班が競技場の中に入ると、ちょうど、黒チームと緑チームによる綱引きが行われていた。

見事、綱引きで勝利を収めたのは「Yggdrasill Norn(ユグドラシルノルン)」という店のホストで構成された緑チーム。爽やかな笑顔を見せる金髪のナオトさんは、朝の6時から昼の12時までしか勤務しない、“朝ホス”なのだとか。夜勤明けの看護師やOLが主な客層で、中には朝の出勤前に来店する女性もいるという。これにはマツコも「出勤前に行く人いるの!?」と驚き、「ルノアールに寄ってから行く感じなのね」と勝手に納得。さらに、ナオトさんが元高校球児で、春・夏の甲子園にも出場していたことを知ると、「え~!? どこの高校か聞いても大丈夫?」と興味を示し、彼の口から強豪校の名前が飛び出すと、「は~」と深く感心していた。

ナオトさんの父親も同じ強豪校出身で、さらに甲子園に行っていることが判明。マツコは「甲子園出てるの!? お父さんも!?」と、親子2代での甲子園出場に、目を見開いて驚いていた。「お父さん、ホストになるって言ったとき、なんて言った?」とマツコが尋ねると、「母は反対したんですけど、父は割と賛成してくれたっていうか、あまり言ってこなかったですね」とナオトさん。野球一筋だった息子がホストになることについて、「やりたいんだったら、やるしかないだろう」と送り出してくれたという。マツコは「最近、ホストとかキャバとか変わったね。いわゆる、職業選択の一つだね」と、ホストがそれほど特殊な職業ではなくなって来ていると語った。

続いては、ピンクチームのメンバーらが登場。「マツ姐、マツ姐!」と親しげにマツコを呼ぶ彼らは、グループ全23店舗中、昨年の年間売り上げ1位を記録した「Chocolat(ショコラ)」という店のホストたちだった。その中でもナンバー1の星咲五奏(ほしざきごそう)さんは、なんと月間1,600万円を稼いだこともある超人気ホスト。ナンバー1を維持する努力は怠らないが、実はお酒が飲めないのだという。お店ではコーラばかり飲んでいる彼。普通のコーラが2,000円、ノンシュガーのコーラが4,000円、瓶のコーラが8,000円という具合に料金が分かれているそうで、マツコはその料金設定に呆れつつも、「それでみんなが納得しているならいいか」と一定の理解を示した。

この運動会の優勝チームには50万円の賞金が授与されるというが、チームのメンバーで分けると、一人1万円以下に。「じゃあ、なんもやる気出ないよ」とマツコが指摘する通り、全体的に、ホストたちのモチベーションは低め。また、多くのホストが仕事明けに集まっていることもあり、それほどテンションも高くはない。マツコも「この運動会、全然盛り上がってない」「みんなどんよりしている」「みんな死んでる」と批判しつつ、最後には「無理するな。今日の営業に響くから、横になっちゃえ」と、この後も仕事が控えているホストたちに、アドバイスしていた。

他にも、アルバイトとして週2で働く大学生ホストや、グループを束ねる本店の代表などが登場した今回。番組の中で特に気になったものに迫る「さらに掘り下げたVTR」では、「急にスイッチを入れるのも見たいよね」というマツコのリクエストにより、運動会からそのまま仕事へ直行するホストたちに密着。番組HPでは、運動会の時とは打って変わって、テンションを上げて場を盛り上げるホストたちの様子が公開されている。

次回の放送は、美を求める女性たちが集まる、渋谷のニンニク料理専門店に潜入。口臭を気にせず、ニンニク料理を食べまくる女性たちとマツコがトークを繰り広げる。

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