秘密のケンミンSHOW』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週木曜21:00~)では、これまで全国各地のご当地料理を紹介してきた。だがひとつ盲点だったのが、パン。焼きそばや鍋料理と同じように、実はケンミンに愛されてきた独特の「ご当地パン」が各県に存在する。今回6月29日の回では、その中でも選りすぐりを紹介する「初夏のパン祭り」が放送された。

紹介されたのは3つのご当地パン。まずは北海道の「豆パン」。北海道では赤飯といえば金時豆なのだが、その豆を入れて焼いたのが豆パンだ。昭和十年頃から食べられているそうだ。

続いて登場したのは、福島の「クリームボックス」。厚めの食パンに独特のミルククリームを塗って5分間焼けば出来上がり。茶色いカフェオレ味も定番で、他にも味のバリエーションが豊富だ。

この2つは、出演者一同スタジオの試食会で存分に食べ、口々にそのおいしさに感動していた。

そしてパン祭りのトリとして出てきたのは「みそパン」? 群馬県民が愛するというみそパンはその名の通り、まゆ状のソフトフランスパンに切れ目を入れて、群馬で親しまれている赤味噌のタレを塗っただけ。番組では、中を開いて味噌が塗られた面を何度も映し出すのだが、正直まったくそそらない。

だが群馬県民に取材し、番組でみそパンを取り上げることを伝えると「キターーー!」と盛り上がる。県内ではパン屋さんでもスーパーでもホテルのベーカリーでも当たり前のように売られているそうだ。発祥の店である沼田市のフリアンパンでは毎日2000個も売れるという。

その製法はいたってシンプルで、大量のみそを、それを上回る量の砂糖を溶かしたものと混ぜ、一週間寝かせるとあまじょっぱいタレができ上がる。それを、まゆ状のパンに塗れば出来上がりだ。

通りがかりのおばあちゃん県民に「みそパンを食べるのは群馬県だけなんです」と教えると、例によって「うそー!」と定番の反応。さらにおばあちゃんは、「じゃあ群馬ってやっぱりおかしいんかね、少し?」と自虐気味のコメントを残した。

VTRが終わると、群馬県民・井森美幸がみそパンのおいしさを猛烈アピールするのだが、周囲の他県民は困惑した様子。司会の久本雅美が「力説してもみんな食いついてませんよ」と突っ込んだ。

さらに、5年ほど前橋に住んだことがあるという梅沢富美男は「前橋の悪口を言いたくないんだけど、パン祭りのシメにみそパンはダメでしょう」と手厳しくダメ出しし、真壁刀義は「みそがパンと合うわけねえだろコノヤロー」と怒る。勝俣州和は「パン祭りは豆パンとクリームボックスだけでいけると思うんですよ」とみそパンの存在は番組に不要だと主張した。

もちろんその後、みんなで試食すると全員がそのおいしさに驚き、井森にそれぞれ「ごめんなさい」と謝る。きっと食べるとおいしいのだろう。だが視聴者としてはカンタンには信じがたい。出演者たちがウソを言うはずもないが、パンにみそをつけておいしいなんて生理的に理解できないのだ。

東京在住の方は、東銀座にある群馬県アンテナショップ「ぐんまちゃん家」に行き、買って食べてみてほしい。

【文:境 治】

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