藤原竜也、自腹でファンにプレゼント&突然のモノマネに“神対応”

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藤原竜也伊藤英明が初共演を果たした映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』(6月10日公開)の告白本サイン会イベントが、7日に行われ、曾根崎雅人役の藤原が出席した。

入江悠監督が手がける『22年目の告白-私が殺人犯です-』は、1995年、残忍な手口で5人の命を奪い世の中を震撼させた連続殺人事件の犯人が、事件から22年後、自身の殺人を告白した本の出版記念会見を行うという前代未聞の衝撃的な展開から始まる。「被害者に近しい者に殺人の瞬間を見せつける」残忍な犯行を繰り返した殺人犯・曾根崎雅人(藤原)は、出版した殺人の告白本「私が殺人犯です」を手に会見や握手会、TV 出演とキャンペーンを展開する。そんな犯人を22年間追い続けてきた刑事・牧村航(伊藤)の気持ちとは裏腹に、加熱するマスコミ報道。SNS により美しい容姿とともに拡散された曾根崎は日本中から罵声と歓声を浴びながら、一躍時の人になっていく……。

登壇した藤原は「いよいよ公開が迫って来ておりまして、先日ハワイで試写会をやったのですが、映画の手ごたえを実感しています。多くの人たちに届けばいいなと思います」と現在の心境を明かした。これまで藤原は“宣伝しづらい作品”と口にしてきたが、「本当に言っちゃいけないと言われていることが多くて……ネタバレなしで言うと……」と言葉に詰まる一幕も。しかし、「(特別試写会で映画を見たファンから)鋭い質問をいただいて。すごく細かい部分まで見ていただきました。伊藤くん演じる牧村刑事との関係とか話せたので、やらせてもらえて良かったです」と語った。

また、これまでも殺人犯やクズなどの役柄を演じることが多かった藤原だが、曾根崎の役作りについて「こういったダークな役はいかようにもアプローチできるんです。だから僕なりに考えて(今まで演じたことのないような)新しい役にできればと思い、面白いやりがいのある役を入江監督に与えていただいたと思う」と語った。

イベント終盤、劇中のものと同じ装丁の告白本を4人にプレゼントする予定だったが、藤原は「会場のお客さん全員にプレゼントします!」と大胆宣言。すると、会場の観客からは「きゃー!」という歓声と大きな拍手が沸き起こった。自腹で一人一人にサインをし、告白本を手渡すという“クズじゃない超太っ腹なサプライズ”に大盛り上がり。藤原は「本当の作家になったみたい。気分いい!」と満足げな表情でサインをし続ける。すると、ファンの中には突然「うわぁぁぁぁ」と藤原のモノマネをしながら叫ぶ強者も現れるが、藤原は「公認で!」と笑顔で“神対応”する一幕も。そして、「こんなことになるなら自分で本を出しておけばよかった(笑) 一人一人の方と話せたし、こういった機会は貴重なのでやらせていただいて良かったです。映画には驚愕の展開、事実が隠されているのでぜひ劇場に足を運んでいただけたらと思います」と締めくくった。

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