バカリズム「パンツが見えないように…」『架空OL日記』撮影秘話を紹介

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バカリズムが主演・原作・脚本を務める連続ドラマ『架空OL日記』(読売テレビ:4月13日スタート、日本テレビ:4月15日スタート、読売テレビ放送終了後Hulu先行独占配信)。このほど撮影の合間に行われた取材会に、バカリズム、夏帆臼田あさ美佐藤玲山田真歩が出席し、現場でのエピソードや作品の見どころを語った。

本作は、バカリズムが銀行勤めのOLのフリをして綴っていたブログを基にした同名書籍を連続ドラマ化。主人公は、アフターファイブには化粧品売り場をチェックし、「しめラーメン」に後悔してジムに行くけど、お腹はぽっこりのままという、ちょっとズボラなOL・升野英知(バカリズム)。升野を取り巻く4人のOL仲間は大の仲良し。ジムで腹筋が割れてスタッフに間違われたりする同僚・マキちゃん(夏帆)、男前な先輩・小峰様(臼田あさ美)、細かすぎる酒木法子先輩(山田真歩)、天然すぎる後輩・サエちゃん(佐藤玲)。更衣室や休憩室で繰り広げられる上司の愚痴、美容・恋愛などの爆笑トークやOLにありがちなプチ事件がたっぷりと描かれる。

主要キャストの中で、唯一男性のバカリズムは「本当にこういう会社に出勤しているみたいな感覚。更衣室もすごく居心地が良いし、空き時間も撮影の延長みたいな雰囲気で喋っている感じです。ほのぼのしていて楽しい撮影ですね。僕の視界には女性しか映っていないですから、たまに撮った映像を見てゾッとするんです(笑) “そっか、俺、男だ”みたいな(笑)」と性別を忘れて共演者と打ち解けていることを明かした。

夏帆は「私もすごく楽しいですね。OLを疑似体験しているみたいな感じで、あと数日で撮影が終わってしまうのがすごく寂しいです」と名残惜しい様子。臼田は「自分じゃ思いつかない面白いことをバカリズムさんがいっぱい書いてくれているので、他のOLのドラマをやるのとは全く違う感覚の楽しさがあります」と語った。

そんな中、佐藤は「イジられる役柄なので、特に升野さんにいじめられました(笑)」と告白。バカリズムは「現場の空気を和ませるためにカットがかかるギリギリの所でサエにきついことを言ったりするんですよ(笑)」と言い訳するが、佐藤は「当たりが強いんです(笑)」と訴え、記者の笑いを誘った。山田は「ほぼ雑談で成り立っていて、実際にこのメンバーでやっていると本当に笑いが止まらなくて……。雑談が絶妙に面白くて、目立たない所に感知されて内臓に響くみたいな感じの笑いが続く。その中にバカリズムさんが自然に溶け込んでいて、不思議なバランスの世界を作っている」と独特な世界観の魅力を訴えていた。

また、若干のメイクを施し、女性銀行員の制服を着用しているバカリズムは「主演を女優さんが演じてしまうと、ただのOLドラマになってしまう。元々ブログで面白かった独特の変な世界観を映像化しようってなった時に、やっぱり僕が演じないと成立しないというか、元々の狙いは表現できないと思ったので……」と主演を務めた理由を明かす。さらに、「あまり女の人を演じていると意識したら気持ち悪くなると思ったので、極力見ている人が違和感ないようにするには女の人を演じないことだなと思って。喋り方や衣裳はどうするか、すね毛をどうするか、そういうルール作りは結構細かく決めました」と述べ、「休憩時間にパンツが見えないようにしゃがまなきゃいけなかったのがすごく面倒臭かった(笑) 見られたくないというよりも余計な不快感を与えたくないってことですよね(笑)」と冗談めかし、笑いを巻き起こしていた。

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