堤真一「監督のせいでダメになった」『左江内氏』一家揃ってクランクアップ

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堤真一が主演を務める連続ドラマ『スーパーサラリーマン左江内氏』(日本テレビ系、毎週土曜21:00~)がこのほどクランクアップを迎え、左江内家の面々がコメントを寄せた。

原作は、藤子・F・不二雄による大人ヒーロー物語「中年スーパーマン左江内氏」。福田雄一監督が手がけるドラマでは、平凡な妻子あるサラリーマンで中間管理職の主人公・左江内(堤)が、謎の老人(笹野高史)からスーパースーツをむりやり譲り受けたことによって、しぶしぶ世界の平和を守ることに。鬼嫁・円子(小泉今日子)と、娘・はね子(島崎遥香)、息子・もや夫(横山歩)に翻弄されながらも、世界平和のために奔走する左江内の姿は必見だ。

家族でのシーンを撮り終え、クランクアップとなった横山が「本当に楽しかったです!! ありがとうございました!」と緊張気味にあいさつをすると、スタッフから「監督になにか伝えたいことありますか?」という声があがる。すると、横山は「あの……監督、もう(ほっぺに)チューはやめてください!」と答えて笑いを誘った。

続いて島崎が最後のシーンを撮り終わると、感無量の様子で「なんといえばいいか……。優しいパパとママ、かわいい弟に囲まれて……。撮影中に眠ってしまったのも笑いに変えてくれるあたたかいスタッフ、遊んでくれる監督、こんなあたたかい現場でのびのびやらせていただきました。本当にありがとうございました!」と感慨深げに、感謝の思いを述べた。

また、そんな娘に微笑みかけながら、小泉は「スタッフのみなさんは多くのロケに出かけたり、特撮が大変だったと思います。そんな中、私は怒って寝てるだけで(笑) 楽な現場でした」と笑いを誘った。さらに「今回のドラマは関わる人それぞれのチャレンジだったと思います。そういう意味で心に残るドラマになりました。」と語った。

そして、主演を務めた堤は「あんまり、感慨深くないな~(笑)」とおどけながらも、「本当に、勉強になりました。初めてのことだらけで。色々役者としてもちょっと変われる気がします。監督の福田さんのせいで(笑) ダメになったな(笑)」と、今回のドラマでの多くの挑戦や楽しかった現場を振り返っていた。

最後に、ゴールデンタイムの連続ドラマを全話自分で脚本を書いて、自分で撮るという偉業を成し遂げた福田監督には、「左江内氏」マーク入りのオリジナルベンチコートが贈られる。これを受け「本当に出演者、スタッフの皆に感謝です。全部走り切れた理由は……割と適当にやったら、ちゃんと撮れていた(笑)」と茶化しつつも、「ゴールデンだと思って少し気負っていたところもあったのですが、深夜ドラマでも一緒にやっていた演者さんたちがいつものように芝居をしているのを見て、一気にこのモードになりました。許してくれたスタッフに感謝です」と感謝を伝えた。

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