沢尻エリカ『母になる』4月ドラマで主演「家族の温かさを伝えていけたら」

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日本テレビの4月クールの水曜ドラマが『母になる』(毎週水曜22:00~)に決定。沢尻エリカが主演を務め、小池栄子板谷由夏とともに、3人の異なるタイプの母親を演じることがわかった。

本作のテーマは「母になる……ってどういうこと?」。主人公は、愛する息子が3歳の春に誘拐された女性・柏崎結衣(沢尻)。いつもの幼稚園の帰り道に、繋いでいた手を離したほんの一瞬の出来事で、目を戻すとそこに息子はいなかった。そして9年の月日を経て、13歳になった息子が現れる。「空白の9年間を埋められるのだろうか?」「一度壊れた家族をもう一度取り戻せるのだろうか?」「母親になるとは?」「家族になるとはどういうことなのか?」。誘拐事件に直面した家族を通して、3人の女性が傷つきながらも“母になる”までが描かれるオリジナルヒューマンドラマだ。

主演を務める沢尻は「このドラマのお話をいただいて、今までにないような新しいストーリーで面白いと思いました」とオファーを振り返り、「ただ、母親役を演じるのは本当に難しいと思ったし、まだ実生活でも経験していないので、不安がありました。でも、櫨山裕子プロデューサーから“一から子育てをしていく役柄だから、そこはぶつかってもらえれば大丈夫”と言っていただいたので、そういう気持ちで思い切ってぶつかって演じていきたいです」と意気込んだ。

また、自身が演じる役については「結衣は、素朴でピュアな女性です。そういう女性が子どもを産んで育てるうちに、強さや深みを身に付けていく姿が描かれるのではないかなと思います」と語り、「小池さんとは初共演、板谷さんとは前にもご一緒しているのですが、お2人とも一緒にいてリラックスできるし、あうんの呼吸でお芝居ができそうです」とコメント。

そして、「“母になる”ということは、女性にとって最大のテーマだと思います。正直、私にはまだ分からなくて、子育てを通して母になっていくものなのかなと考えたりします。このドラマは難しいテーマも含んでいると思いますが、明るいテンションで臨んで、家族の温かさを伝えていけたらと思っていますので、ぜひご覧ください」と視聴者にメッセージを送った。

9年間の空白の後、結衣のもとに戻ってきた息子が母と慕う女性・門倉麻子を演じる小池は「このドラマの企画をお聞きして、きっと話題になる作品になるだろうと思いました。かなりチャレンジングな企画であり脚本なので、自分も携われて嬉しいです」と喜びを明かし、「今回の役柄は、私にとって今までやったことがない役で、絶対演じる価値のある役だと感じましたし、この役を演じる自分の姿を自分でも見てみたいと思いました。私が演じる麻子は、我が子ではない子どもを7年間育てるのですが、それは彼女にとって幸せな時間でもあった一方で、葛藤もあったと思います」とコメント。「“母になる”ことについて私自身としては、一人でも産みたいと考えていて、その気持ちが高まっている時期でもあり、母親になる覚悟はできています。このドラマを通じて“母になる”ことについて、改めて考えることがありそうです。絶対に面白くなるという確信があるので、視聴者の皆さんにも信じて付いてきていただきたいです」とアピールした。

そして、結衣のママ友で、息子が行方不明になった後も結衣を励ます女性・西原莉沙子を演じる板谷は「母親になっていく女性、母親であることを取り上げられてしまう女性、母親を続けているけど今のままでいいのかと考える女性。それぞれの立場の3人を通じて、いろんな母親像が描かれる物語になると思います。私が演じる莉沙子は、子どもを育てることに関して疑問を感じている女性かなと。莉沙子のように、子どもを産んで育てながら“私は良い母親なのか?”と思う女性はいっぱいいる気がして、私もその1人なのかもしれません。“母になる”とはどういうことなのかは、実際に子どもを産んでも分からなくて。“お母さんって何だろう?”と、私自身いつも考えていますし、永遠のテーマでもあります」とドラマのコンセプトに共感したとのこと。また、「沢尻さんは、お芝居が大好きな人なので、また一緒にできることが嬉しいです。小池さんとは同じ作品に出演したことはあるのですが、ちゃんとお芝居で顔を合わせたことがないので、今回とても楽しみです。この作品は、どんな立場の方にも響くはずですし、きっと視聴者の皆さんの心のひだに触れるようなものになると思います」と期待を寄せた。

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