志尊淳、クリープハイプのライブにサプライズ登場「僕自身も楽しみ!」

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藤原竜也が主演を務める、日本テレビ系の7月クールの連続ドラマ『そして、誰もいなくなった』(毎週日曜22:30)。11日の最終回を前に、藤原演じる主人公・藤堂新一が務めるシステム開発会社の後輩・五木啓太を演じる志尊淳が、8日、主題歌「鬼」を歌うクリープハイプのライブ「クリープハイプの日」にサプライズ登場。2400人の観客の前で、メンバーたちとの掛け合いを見せた。

今回のライブ出演の前に行われた取材会で、志尊は「(決定した際は)もちろん嬉しさはありましたけど、それよりも不安が強かったです。やっぱりクリープハイプさんの歌を聞きに来ている方々なので、“誰だよこいつってならないかな”って」と不安な胸中を吐露。しかし、「クリープさんが主題歌のドラマだから見ていただけるかなって思います。僕は、ライブを見に来て下さった方や、少しでも多くの方に最終回を見て欲しいなって気持ちを届けたいと思います」と意気込み、「クリープさんと一緒に、新木場スタジオコーストの舞台に少しでも立てるとというのはすごい経験なので、緊張すると思いますが、楽しみたいです」と語った。

そんなクリープハイプの印象については、「役者の友だちでクリープさんのファンが多いので、僕もよく聞かせていただいております」と明かし、「僕自身も普通にライブが楽しみです!」と満面の笑みを見せた。そして、主題歌「鬼」については「この世界観はスゴイなと思いました。ドラマを見ていても、曲のイントロが流れるとすごくテンションが上がるんですよね」と興奮気味に語っていた。

最終話については、「これまで“このストーリーは何なんだ”って思いながら見てきた方も多いと思うんですけど、これまでの伏線などが回収されるので、やっぱりストーリーが最大の見どころですね」とコメントし、「五木としては、結構衝撃的なことをするんですよね。だけど、最終回ではある方ときちんと心を交わしているシーンがあります。そこに、人間の心が動いている感じというか、ちゃんとこいつは生きているんだぞって部分がみどころですね」と自身が演じる役の見どころをアピールした。

一方のクリープハイプは、志尊について「爽やかで優しそうで、自分にはない真っ直ぐな感じが羨ましいです。役だと嫌なやつだったのに、優しいからびっくりしました」と印象を明かした。また、最終回を迎える現在の心境を聞かれ、「好きなドラマが終わる時の残念な気持ちとは別の、主題歌が流れなくなってしまうという残念な気持ちがあり、いつもよりも複雑な気持ちです」と語った。

その後スタートしたライブの終盤で志尊がサプライズ登場すると、集まった観客からは大歓声が。これを受け、ボーカルの尾崎世界観が「今日一番の盛り上がりですね!」というと、志尊は「実はライブの最初から裏で見させていただいていたんですけど、ほんとに一体感がすごかったです!」と感動した様子。ドラマが最終回を迎えるということで、尾崎が「今日は(ドラマの核心部分の)犯人を教えてくれるそうです」と冗談めかすと、志尊が「そうですね。犯人はですね……(笑)」と乗ってみせるなど、息のあったやり取りで会場を盛り上げていた。

同ドラマは、完全オリジナル脚本。主人公は、容姿端麗、頭脳明晰、家族や友人、恋人にも恵まれ、順風満帆な人生を送っていた藤堂新一(藤原)。ある日、別人である同姓同名の男“藤堂新一”が逮捕されたことから、全ての歯車が一気に狂い始める……。突如現れた偽者に“人生を丸ごと乗っ取られ”、次々と押し寄せる不可解な事件の数々。エリート官僚・小山内保(玉山鉄二)や新一の母・藤堂万紀子(黒木瞳)といった登場人物は全員怪しく、救いようの無い絶望的状況に陥った新一は、見えない敵にどう立ち向かうのか。予想をはるかに超えた裏切りの展開が続く、本格サスペンスドラマだ。

11日放送の最終話では、新一(藤原)の背後に、車いすから立ち上がり、ナイフを持った万紀子が迫った。新一が驚いて振り向くと、万紀子はその場に崩れ落ちる。そのとき万紀子に電話がかかってきた。電話口から聞こえたのは日下(伊野尾慧)の「どう? 殺した?」という声。すべては新一を破滅させるためだった。驚愕する新一に、日下は「俺が憎いでしょう? いまから俺を殺してみませんか?」と言い放ち……。果たして、新一の取る決断とは?

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