黒島結菜「青春を演じ切りたい」日テレ7月ドラマ『時をかける少女』で主演

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日本テレビ系の7月クールの土曜ドラマが『時をかける少女』(毎週土曜21:00~)に決定。主人公・芳山未羽役を黒島結菜が、クラスメイト・深町翔平役をSexy Zoneの菊池風磨が演じることがわかった。

原作は、1965年に発表され、累計250万部を超える大ロングセラーを記録した筒井康隆による青春SF小説「時をかける少女」(角川書店)。物語は、ある日の放課後。理科実験室でラベンダーの香りをかいでから、芳山未羽は「時を自在に超える能力」を身につける。それから起こる不思議な出来事や繰り返す毎日、未来人ケン・ソゴルとの出会い、彼に抱く初めての「恋心」を描いた、ひと夏の切ない恋と青春ストーリー。これまで、細田守監督によるアニメ化(2006年)や、仲里依紗主演の実写映画化(2010年)など、映像化されるたびに違った切り口で新しい魅力を打ち出してきた「時かけ」だが、2016年版の同作では「未来人ケン・ソゴル側から見たストーリーも深く丁寧に描くこと」がテーマになっている。

高校三年生の少女・未羽を演じる黒島は「小さい頃にアニメを観てから大好きな作品なので、まさか自分が主人公の女の子になれるとは思ってもいませんでした」と驚きを明かす。また、何度も実写化されている作品ということで、「プレッシャーはありますけれど、皆さんが知っている作品に出演できるのが有難く、プレッシャーよりも頑張ろうという気持ちが大きいです。主人公の少女を演じるということで、緊張も不安もありますけど、それに負けないくらい、これからの撮影への楽しみが大きいです。この夏に思いっきり青春を演じ切りたいと思います」と意気込んだ。

一方、未羽のクラスメイトの深町(未来人ケン・ソゴル)を演じる菊地は、「原作に始まり、様々な形で映像化され、老若男女に愛される作品であるが故にプレッシャーもありますが、今の自分にできることを全て出し切れるよう努めたいと強く思っております」とコメント。「役の上で、未来人だからこそ感じることができる日本の四季の美しさや、淡い恋物語、人の温もり等、今の我々が忘れかけている幸せをお伝えできるように頑張ります。舞台は夏であり、夏ならではの楽しさと、楽しさ故の儚さを感じることができる季節だと思うので、そんな日本の夏を感じて頂けると嬉しく思います」とメッセージを送った。

今回の連続ドラマ化を受け、原作者の筒井は「この話を書いてから早くも五十年。その間映画になり、テレビドラマになり、アニメにもなり、舞台化もされ、多くの女優が演じてくれ、今またテレビドラマ化されようとしている。自分自身にとっても、他の作家の作品を見渡しても、これほど幸せな作品はあるまい」とコメントを寄せている。

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