『マツコとマツコ』ギャラクシー賞に選出「マツコ・デラックスの力量に改めて感嘆」

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毎週土曜23時から日本テレビ系で放送されている『マツコとマツコ』が、ギャラクシー賞2015年4月度月間賞に選出された。

ギャラクシー賞とは、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するために創設された賞。委員会自身が自主的に番組を推奨し、テレビ部門は「年間賞」のほかにも毎月「月間賞」が選ばれる。日本テレビのバラエティ番組がギャラクシー賞を受賞したのは、2013年5月『月曜から夜ふかし』以来、2年ぶりの快挙。また、マツコ・デラックス出演番組としては、TBS『マツコの知らない世界』が今年2月に受賞している。

『マツコとマツコ』は、マツコ・デラックスが、自身とそっくりのアンドロイド“マツコロイド”と共演する“世界初のアンドロイドバラエティ”。マツコが苦手とする地方ロケをマツコロイドの遠隔操作で行ったり、一般の人たちの悩み相談にのったり、最先端のロボットが出演したりと、「ロボットと人間が共存する世界が見え隠れする壮大な実験」という側面もある異色の番組だ。

5月23日(土)の放送では、方向音痴のスピードワゴン小沢が、カーナビ機能を搭載したマツコロイドを助手席に乗せてドライブを決行する。今回の選出理由と、番組プロデューサーのコメントは以下。

<選出理由>
「馴染んできた」とマツコ・デラックス自身が言うように、マツコロイドとのコンビが出来上がってきた。また、最新の音声機能を使ってマツコロイドに生放送でニュース原稿を読ませるまでのプロセスなども興味深く、実験パートも面白くなってきた。こういった番組を無理なく成立させるマツコ・デラックスの力量に改めて感嘆する。
マツコロイドのビジュアルだけでインパクトは十分。さらに純粋な心理実験としての面白さが、バラエティ番組としての面白さを下支えしていて見事。マツコ・デラックスの番組を回す実力ももちろんながら、彼女をモデルに選んだ石黒教授(※マツコロイドの開発者)の選球眼がそもそも的確だったといえるだろう。

<吉無田剛プロデューサーのコメント>
「だんだん愛着が湧いてきたわ……」当初は自分そっくりのアンドロイド、マツコロイドを気持ち悪がっていましたが、今ではマツコさんにとって“自分の相方”に感じるくらいになったそうです。スタジオでのトークも収録のたびに面白くなっています。世界初のアンドロイドバラエティとして、まだ一度もやったことがない様々な検証をこれからもトライしていこうと思っています。このたびは本当にありがとうございました。

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