ポルノグラフィティ、映画『名探偵コナン』主題歌に込めたデビュー以来の思いとは

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――お二人は、広島県出身。今年は、黒田博樹投手がアメリカのメジャーリーグから広島カープに復帰して、大きな注目を集めています。お二人は黒田選手とは同学年にあたりますが、やはり刺激を受けますか?

岡野:はい。

新藤:もちろんです。

岡野:去年の年末に、紅白歌合戦で、ちょっと黒田選手のことを言わせていただいたんですが……B’zさんが今度、黒田選手の入場曲を書き下ろすんですよね。こっちからモーションをかけてみたのですが(笑)。

新藤:仕方ないですよ、B’zさんがやるなら。ここはいっそ、広島の地産池消で行きたかったですけどね(笑)。ちなみに、帰ってくるのを決心したきっかけは、福山(雅治)さんの「少年」という曲だったと。

岡野:福山さんのライブに行って、決心されたそうなんです。

新藤:今度はぜひ、僕らのライヴに来てくれたら(笑)。とまあ、ジェラシーを感じるぐらい応援しています。コナンもそうですし、黒田選手もそうですけど、長く人の心に残り続けるということは、簡単なことではないので。僕たちも長くやっていますけども、コナンくんと黒田選手を見習いながら、これからも頑張っていきたいと思います。

――完成した『名探偵コナン 業火の向日葵』をご覧になった感想は?

岡野:もちろん、少年少女が観るものとしては作られているんでしょうけど、ゴッホの絵がテーマになっているなど、どの世代にも受け入れられるような、奥深いものになっている印象です。そういうところも、ずっと長く愛される理由だと思いました。あとは、コナンもキッドも、セリフをすごくカッコ良くキメている。その辺も魅力の一つなんじゃないかなと感じました。

――ちなみに、“探偵”と“怪盗”だったらどちらが魅力的ですか?

岡野:怪盗ですかね。キッドのように、人の心を救うための盗みがあるならば。ねずみ小僧じゃないですけど。男の心意気を感じますね。

新藤:僕は探偵ですね。この年になって、捕まりたくない。事務所の人が困るし、親も泣くし。

岡野:ああ、なるほど(笑)。

新藤:やっぱりこう、探偵で、世の乱れを正すみたいな方がいいかな!

――今回の映画では、怪盗キッドが大活躍します。ということで、“盗まれたら困るもの”は?

新藤:これ、何かうまいこと言いたいところですよね。でも、全然思い付かない(笑)。……やっぱりあれですかね、「若い人たちの希望」ですかね。

岡野:そうですね。

新藤:先が見えないこの世の中で、この映画を見ていろんな勇気をもらう方たちがいっぱいいると思います。そんな人達が、明日に希望が持てるような国でないといけないと。やっぱり、若い人の明日への希望は、盗まれたら困ります。

――個人的には?

新藤:個人的には……やっぱり、睡眠時間でしょうか。

岡野:急にちっちゃくなったね(笑)。

新藤:大切です! 早く寝て、早く起きるという(笑)。僕は、朝の時間に仕事に集中するタイプなんですね。睡眠時間が少ないと、やはりいい作品も出来ないです。

――それでは最後に、映画を楽しみにしている方々へメッセージをお願いします!

岡野:作品は、非常にスリリングで「そんなことが起きるの?」という展開になっています。怪盗キッドも、大暴れと言いますか、とても活躍しています。僕たちの主題歌とともに、楽しんでいただけたら嬉しいです。ぜひ、劇場へ足を運んで下さい!

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