坪根悠仁(つぼねゆうと)

人生に影響を与えたテレビ番組を軸に、出演作品の話題からその人のパーソナルな部分にも迫るインタビュー連載「PERSON~人生を変えたテレビ番組」vol.5は、現在放送中の『連続テレビ小説 エール』(NHK総合、毎週月~土曜8:00~)で俳優デビューを果たす期待の新人・坪根悠仁(つぼねゆうと)さんです。

坪根さんは、福岡県出身、2000年3月生れの20歳。2018年にジュノン・スーパーボーイ・コンテストでフォトジェニック賞&明色美顔ボーイ賞をダブル受賞し芸能界入り。中学生時代からバンドを組み、地元福岡では音楽の専門学校に通っていたというが、窪田正孝さん演じる主人公・古山裕一が専属作曲家として契約しているコロンブスレコードが主催するオーディションに参加する新人歌手役を、こちらもオーディションでゲットした。

音楽の道を目指していたところに、“歌手”役として俳優デビューを果たすという数奇な巡り合わせとなった坪根さんに、『エール』で演じた役柄や、初となるドラマの現場で得たこと、さらには芸能界を目指すきっかけとなった作品との出会いなどをお聞きしました。

――ジュノン・スーパーボーイ・コンテストの受賞を機に芸能界へ入られましたが、この世界を目指すきっかけとなったドラマなどはありましたか?

『仮面ライダー』シリーズです。小さいころから見ていて、なかでも『仮面ライダーカブト』の仮面ライダーガタックが大好きなんです。熱血漢な性格で、最初は熱くるしいな、と感じていたのですが、情熱的で真っすぐなキャラクターだなと分かり、どんどん好きになったんです。あとは両親が映画好きで、僕も邦画・洋画問わず観るようになっていて、自然と自分だったらこういう風に演じたいなと考えるようになっていました。

――では映画もたくさん観られているんですね?

小学生のころは『ROOKIES -卒業-』などの青春系が好きで観ていました。自分もこういう青春がしたいな……という思いがあって(笑)。あとは、高校1年生のときに観た佐藤健さん主演の『世界から猫が消えたなら』も、こんなに映画館で泣いた作品はないというぐらい泣いてしまいました。猫が好きなので“猫映画なのかな”と思って、特に調べずに観てみたら、スケールの大きなお話で……。劇場で感情が高ぶったことを覚えています。

――俳優デビューを果たしたばかりで、いきなり新型コロナウイルスの影響で、おうち時間が増えてしまったと思うのですが、坪根さんにとってはどんな時間でしたか?

家にいる時間が長かったので、将来のこととか色々考えていました。10年後の自分はどうなっているんだろうとか、この世界でどうやって生き残っていけるのだろうか……とか。めったにこういう時間がないので、自分のなかで感じたことを、今後の活動に活かせていければいいなと思っています。

――インスタグラムに料理の写真があがっていますが、自炊派ですか?

そうですね。外食や買ってきて食べるというよりは、自炊がほとんどで、スーパーで食材をまとめ買いして作っています。自分でご飯を作っている瞬間、“生きているな”という実感があるんです(笑)。インスタライブでも登場したことがありますが鶏肉料理が多いかもしれません。

――最近お気に入りの番組は?

『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』や『全力!脱力タイムズ』などはリラックスしながら見ています。バラエティが好きなんです。あとは感動系も好きで、韓国ドラマの『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』をAmazonプライム・ビデオで見たのですが、かなり泣けます!

――『仮面ライダー』がお好きというお話でしたが、ジュノンボーイというと特撮、ヒーローものに出演するというイメージがあります。朝ドラで俳優デビューは周りの方も驚いたのでは?

確かにジュノンの先輩方は特撮ものに出演されているイメージが強かったので、家族とも「いつか特撮の作品に出られたらいいね」と話していたんです。それが朝ドラでデビューさせてもらえると聞いて両親もびっくりしていました。本当にありがたいことだと思っています。

――『連続テレビ小説エール』のオーディションを受けたときのお気持ちは?

昨年上京してきたばかりなのですが、上京後すぐに受けたオーディションだったので、右も左も分からないなかでの経験でした。

――そんななか見事合格! 坪根さんが演じる新人歌手というのはどんな役なのですか?

かなり自信家で、性格がひん曲がっているような役柄です(笑)。自分とは違う性格で、いままでの人生で経験したことのないような感情を持つ青年です。

――演じるのはかなり難しかったのではないですか?

難しかったです(笑)。色々な方を人間観察して、お芝居に取り入れていきました。新人歌手役という面では、ボーカルレッスンを受けていた経験などが役立った気がします。ただ、現代の歌唱法とは違うので、ドラマの歌唱指導の先生に相談させて頂きながら役を作っていきました。

――コロンブスレコードのオーディションを受けるということなので、窪田さんやディレクター・廿日市誉役の古田新太さんらとの共演シーンがあるのですか?

結構色々な方とのシーンがありました。古田さんはもちろん、(裕一の幼なじみ・佐藤久志役の)山崎育三郎さんともお話しさせていただきました。撮影の前日は、「明日は絶対皆さんとたくさんお話するんだ!」と意気込んでいましたが、セットを見るのも初めてだし、テレビで活躍されている役者さんにお会いするのも初めて。いざ現場に入るとものすごく緊張してしまい、最初はまったくしゃべることができなかったんですが、撮影後半になって窪田さんが、僕の役について「すごく合っているよね」と話しかけてくださり、さらに「ジュノン、俺も受けたんだよ」って……。そこから緊張がほぐれて話せるようになりました。すごくありがたかったです。

――歌というところでは山崎さんの歌唱力はすごかったのではないですか?

迫力に圧倒されました。すごく感化されると同時に「僕みたいな人間が出て大丈夫なのかな」と心配になりました。でも僕の役柄自体が、すごく自信満々で失敗を経験したことがない人物だったので「心で負けてはいけない」と思い、踏ん張って演じました。

――今回の経験を今後の俳優活動にどう活かしていきたいと思っていますか?

まだ完成した作品を見ることができていないので、不安がいっぱいなのですが、でもこうして不安に思っているようではダメだなと感じています。ただ自分の性格とは異なる青年を演じられたということで、さらにスイッチが入ったというか、役者として色々な役に挑戦したいし、もっと頑張らなければという思いが強くなりました。

――あらためて、ご自身の役柄の見どころを!

いきなり出てくるキャラクターなので「誰だ!?」と思うかもしれませんが、かなりインパクトの強い役柄だと思うので、ぜひ注目して頂きたいです。『連続テレビ小説 エール』というドラマは、とても元気をもらえる作品なので、こうした辛い時期に、明るい気持ちになって頂きたいです。

――今後の活躍がますます楽しみな坪根さんですが、俳優業を続けていくうえで、大切にしていることは?

「諦めないこと」です。諦めたらすべてがそこで終わってしまうと思っているので……。太宰治さんの言葉に「笑われて、笑われて、強くなる」というのがあるのですが、確かにそうだなと思っています。たとえ他人からバカにされて「お前なんて無理だよ」と言われても、折れない気持ちが大切だと思うんです。初心を忘れず、今後も頑張っていきたいです。

――歌手も目標の一つですか?

いまは俳優をしっかりやっていきたいという思いがあります。いつかチャンスがあれば、音楽も大好きなので挑戦したいです。

――将来はどんな俳優に?

「坪根悠仁ってこんな感じだよね?」というイメージではなく「どんなキャラクターでもしっかり心にくる演技をするね」と言われる役者になりたいです。大きな目標はあります。演技のレッスンの先生にも「高い目標を持って自信満々でいなさい」と言われました。ただ、まだ今は内緒です(笑)。

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