“乃木大将”中村蒼が『エール』本格登場!演じる鉄男について「僕もこういう人間でありたい」

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中村蒼が、4月17日に放送された窪田正孝主演の『連続テレビ小説 エール』(NHK総合、毎週月〜土曜8:00〜)の第3週「いばらの道」(第15回)から本格的に登場した。

連続テレビ小説第102作目となる本作は、昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)とその妻・関内音(二階堂ふみ)の物語を描く。

中村演じる村野鉄男は、主人公・裕一の同級生で魚屋「魚治」の長男。幼少期の鉄男(込江大牙)はケンカが強く村一番のガキ大将で、周りの子供たちからは“乃木大将”と呼ばれ、一目置かれる存在だった。そんな鉄男は家業を手伝い魚を売り歩く日々を送っていた。

実は鉄男は「古今和歌集」を愛読する詩を愛する優しさを持つ少年だった。「詩で飯は食えねえ」という鉄男だったが、鉄男が書いた詩に曲をつけると約束する裕一。しかし、「魚治」は不況の影響を受け、鉄男一家は借金取りに追われるようになり、夜逃げをしてしまう。

そして第3週に入り、大人になった鉄男が17日放送の第15回で初登場。鉄男は藤堂先生(森山直太朗)の紹介で、地元紙の新聞配達から始めて現在は記者になっていた。鉄男は、しがみつけば必ず道は開くと、子供の頃に裕一にから言われた言葉を信じて、今も詩を書き続けていた。しかし鉄男は音楽を辞めた裕一に「音楽は? なんで銀行なんかに勤めているんだ?」と問いただす。裕一から言われたことが子供の頃唯一励まされた言葉だったから、今でも詩を書き続けている鉄男。自分が詩を書き、裕一が曲を作る、その歌がレコードになりみんなが聴く、そんな夢を描いていた鉄男だったが、裕一と自分の現状の違いに落胆するのだった……。

インターネット上では「ついに大将、中村蒼さん登場 ! 」「大人になった乃木大将もかっこいい」「男っぷりが増して言葉がぐいぐい入ってくる」などの反響が相次いだ。またリアルタイム検索上位には「乃木大将」がトレンド入りし、注目の高さがうかがえた。

そんな鉄男について中村は「僕自身、ガキ大将という人生を歩んでこなかったので、役柄を聞いた時は驚きましたが、鉄男は、男らしく、ずるくなく、素直に他人の幸せを喜べる人で、僕もこういう人間でありたいと思いながら演じています」とコメント。

裕一と共に音楽の世界へ羽ばたく鉄男と佐藤久志(山崎育三郎)との友情も大事なテーマの一つである同作。3人のシーンについて、中村は「すごい才能の持ち主なのに、自信の持てない裕一を支える鉄男と久志。そんな鉄男や久志も夢があって、未来を語り合う前向きなシーンが多くて楽しいですね。音楽を通して人に喜んでもらえることを3人で知って、音楽の力を再認識していくシーンも印象的でした」と語っている。

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