北川景子がナビゲーターを務める『NHKスペシャル　あの日から25年　大震災の子どもたち』（NHK総合）が、1月17日（金）22時から放送される。

阪神・淡路大震災から四半世紀、25年の歳月が過ぎた。この節目の年に、社会心理学の専門家と協力し、これまでに前例のない大規模調査を敢行。対象は震災当時、小・中学生（6～15歳）だった子供、いわゆる“震災の子”で、現在31歳～40歳となった人たちに、震災が「その後の生き方」や「進路」などにどのような影響を与えたかを聞いた。

回答が得られたおよそ600人のアンケート結果の分析が進む中で、専門家も驚く結果が明らかに。「家族を亡くした」「自宅が全壊」など、被災程度が高い人のうち、「今では震災体験を前向きに捉えている」と答えた人が6割近くにのぼった。

一方で、「今も思い出したくない」「触れて欲しくない」と答える人が2割近くにのぼることも判明。この分岐点はどこにあったのか――。分析・取材を進めると「先生」や「近所の大人」など家族以外の「周囲の大人」の存在がカギとして浮かび上がってきて……。

小学生の時に神戸で被災した北川のナビゲーターのもと、“震災の子”がたどってきた25年間をひも解くことで、神戸から全国の被災地へ、新たな教訓を伝える。