プロボクサー・井上尚弥のWBSS決勝までの道のりに完全密着『プロフェッショナル 仕事の流儀』

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11月12日放送の『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK総合、毎週火曜22:30~)は、プロボクサー・井上尚弥(26歳)に密着する。

同番組は、さまざまな分野の第一線で活躍中の一流のプロの「仕事」を徹底的に、掘り下げる新しいドキュメンタリー番組。

WBA世界バンタム級王者・井上は、わずか6戦目で世界王座奪取。8戦目で2階級制覇。去年5月には日本人最短記録16戦目(当時)で3階級制覇を成し遂げた。18戦全勝16KO。デビュー当時から「怪物」と称された男は、いま世界中に注目されている。

去年、井上は、その階級で最も強い選手を決めるWBSS(ワールドボクシングスーパーシリーズ)バンタム級トーナメントに参戦を表明。ボクシングは主要4団体に分かれている現在、井上は「観ている人がわかりやすいように、No.1は誰かを証明する」と出場を決意。そこには「ボクシングに興味のない方にも見てもらえるように」と、この世界をけん引しようという覚悟がある。

世界が井上選手の才能に注目したのは、去年5月、WBSSバンタム級トーナメントの初戦でのこと。一度もKO負けがなかった元WBAの王者パヤノをわずか70秒、右の一撃で眠らせ、衝撃的なKO勝ちを収めた。

いまや欧米の専門家たちの間では、「トーナメントを制するのはモンスター井上」と本命視され、ボクシング界で最も権威のある専門誌「The Ring」の表紙も飾る。圧倒的な強さで「怪物」ぶりを見せた井上選手だが、そこには幼い頃から父と共に歩んできた反復練習、努力の日々があり、井上は「たった70秒で終わった試合でも、その試合まで、そのパンチを習得するまで、どれほどの時間を費やしたのか、その過程を見て欲しい」と言う。

今年5月の準決勝も2R、TKO勝ちを収めた井上。いよいよ11月7日、決勝の舞台に臨んだ。日本人が誰もなしえたことのない世界最強の称号を手に入れた時、どんな世界が待っているのか。番組では、トレーナーである父親との二人三脚、家族の支えなど、WBSS決勝までの道のりに完全密着。井上の強さの秘密とともに、モンスターの素顔に迫る。

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