南沙良、NHKドラマのヒロインに「長野の秋の空気を身体いっぱい感じながら役に寄り添いたい」

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女優でモデルの南沙良が、NHK長野放送局が制作する信州発の地域ドラマ『ピンぼけの家族』(BSプレミアム、2020年3月4日放送予定、22:00~)で、ヒロインを務めることが明らかになった。南にとって、本作はNHKドラマ“初”出演作となる。

NHKのBSプレミアムでは、地域放送局がそれぞれの地域にちなんだテーマを設定し制作する「地域発ドラマ」を随時放送しており、長野放送局は今年度「写真」を題材にした信州発の地域ドラマを制作。物語の舞台は、「東洋のスイス」と呼ばれ、世界に誇るフィルムカメラの生産地として一時代を築いた長野県諏訪地域。主人公の青年が、亡き祖母の面影を求め写真を探す過程でさまざまな人と出会い、自分の知らない町の表情にふれていくオリジナルストーリーだ。

主人公の青年・裕介を泉澤祐希、物語の鍵を握るカメラ修理技師を柄本明がそれぞれ演じ、その他にも、手塚理美藤森慎吾らが出演。今年の10月中旬から諏訪地域で撮影スタートする。本作で、南は裕介と共に写真を探す女子高生・宮下陽菜(みやした・ひな)を演じる。誰にも言えない思いを抱えており、諏訪湖のボートの上で叫んでは発散する日々を過ごす諏訪の学校に通う高校生だ。写真探しをする裕介を見かけて、行動を共にするようになる……。

今回の発表を受け、南からコメントが到着。以下に紹介する。

<南沙良 コメント>
「写真」をテーマにしたこの作品に参加させていただけると聞いたときはとても嬉しかったです。私も写真を撮ることが大好きで、お散歩をしていて、何気なくそこに存在する四季の日常。そういった、カメラを構えていなければ通り過ぎてしまいそうなものであったり、工事現場であったりと、生活の延長線上にあるものを写真におさめています。私はカメラの前に立つことの方が多いのですが、写真はその人が世界をどう見ているのか、どんな経験をしてどんなものに感動したのかの裏返しだと思っています。その人自身をそのまま写し出してしまう繊細さ。願いや思いを表現するひとつのツールが写真だと思っています。撮影はこれからではありますが、長野の秋の空気を身体いっぱい感じながら、陽菜に寄り添って丁寧にお芝居を重ねていけたらと思っています。そして、「写真」というテーマ、陽菜という役を通して、作品の思い、そして諏訪地区の美しさをみなさんにお伝えできたらと思います。是非、楽しみにしていただけると嬉しいです。

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