少年競馬に貧困脱出の夢をかける子供たちに密着『BS世界のドキュメンタリー』

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7月24日放送の『BS世界のドキュメンタリー』(NHK BS1、毎週月曜~水曜24:00~)は、「少年騎手の宿命~インドネシア 島物語~」と題して、少年競馬に貧困脱出の夢をかける家族と子供たちの、切なくも心温まる物語を紹介する。

今回の舞台は、インドネシア・スンバワ島。ここでは、わずか5歳の少年が一家の生活を背負って馬に乗り、賞金獲得に挑む少年競馬が行われている。

父も祖父もジョッキーだったシラは2歳で馬に乗り、連戦連勝のスターだが、読み書きは苦手で、家族も学校教育を軽視する。ライバルのフィルマンは複雑な家庭環境に育ち、母を支えたいと騎手になった。が、成功は遠く、年100日はレースをこなす中で満身創痍だ。落馬して重い障害を負った友人も多い。

のどかな田園風景と、躍動感あふれる競馬のシーンの向こうに、貧しさを背負う少年や親たちの素朴な言葉が響く。

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