声をちょっと変えるだけで年収がアップ!?ビジネスを成功に導く秘けつ

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所ジョージ木村佳乃がMCを務め、社会の片隅で起きている、小さいけれど見過ごせない“事件”の意外な真相を徹底調査する教養番組『所さん!大変ですよ』(NHK総合、毎週木曜19:30~)。5月30日の放送は、「日本語に異変!? 会話から“い”が消える」と題して、トークを展開する。

今月から元号は「令和」。日本中が令和フィーバーに沸くなか、番組スタッフが令和にまつわる不思議な事実を発見。それは、令和を「れいわ」ではなく、「れえわ」と読む人が多いということだ。

音声工学を専門に研究している専門家によれば、最近、口を横に広げて「い」と発音することが上手にできず、「い」の発音が「え」のようになってしまう人が多いのだという。

この傾向は特に若い世代に多く、このままでは日本語からきれいな「い」が消えてしまう恐れがあるというのだが、その理由のひとつは「姿勢が悪いから」とのこと。デスクワークやスマホのやりすぎによって猫背になると、体全体のバランスをとるためアゴが上がる。その結果、顔の筋肉である表情筋や舌の動きが悪くなり、「い」が上手に発音できなくなる、というのだ。

番組が取材を進めると、表情筋を動かすのが苦手で「鉄仮面」というあだ名をつけられた男性に遭遇。彼は幼い頃から口数が少なく、声がこもりがち。仕事は貸しスペースの企画営業の仕事をしているが、プレゼンなど人前で話すのが苦手で悩んでいた。だが、ボイストレーニング教室に通い、顔をほぐす訓練や話し方のトレーニングを積んだところ、はきはきと話せるようになり、人前で話す自信もついたという。

調べてみると、声をちょっと変えるだけでビジネスを成功に導く「秘けつ」は他にもあることが判明。そのひとつは低音で話すことで、アメリカのデューク大学でCEO800人を対象に行われた調査によると声が20ヘルツ低くなると、年収が1900万円も上がることがわかったのだ。

説得力のある低音で話したいというビジネスマンは日本にも数多くいて、自分の声を低く説得力のある声に変えようとボイトレ教室に通っているという人が大勢いることも明らかに。今回番組では、「話し方」や「声」から浮かび上がる現代日本を探っていく。

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