五輪終え帰国した四三と若き日の古今亭志ん生、共に新たなステージへ『いだてん』第14話

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中村勘九郎阿部サダヲが主演を務める大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜』(NHK総合、毎週日曜20:00~)。4月14日に放送される第14話「新世界」では、ストックホルムオリンピックを終え帰国した金栗四三(中村)が、新たな一歩を踏み出す。

宮藤官九郎が脚本を務める本作は、日本で初めてオリンピックに参加した四三と、日本にオリンピックを招致した男・田畑政治(阿部)が主人公。日本が初めて参加し、大惨敗を喫した1912年の「ストックホルム」、幻となった1940年の「東京」と敗戦、復興、そして平和への祈り。1964年の東京オリンピックが実現するまでの日本人の“泣き笑い”が刻まれた激動の半世紀を豪華キャストで紡いでいく。

オリンピックの戦いを終え、ストックホルムから帰国する四三。元号も明治から大正に移り、四三には人々の空気が変わったように感じられる。

報告会で大勢の高師の仲間が四三の健闘を称える中、敗因を問いただす女性が出現。永井道明(杉本哲太)の弟子・二階堂トクヨ(寺島しのぶ)だ。永井とトクヨはオリンピックでの敗北を受け、娯楽スポーツではなく、強靭な肉体を作る体育の推進を改めて主張する。そんな中、四三は4年後のベルリンに向け、決意を新たにする。

同じ頃、若き日の古今亭志ん生こと孝蔵(森山未來)は、四三とは逆に旅立とうとしていた。円喬(松尾スズキ)とは別の噺家について地方を回ることに。新橋駅から出発の日、師匠に見限られた思っていた孝蔵のもとに、円喬が駆けつけて……。

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