金子大地、谷原章介とのキスシーンは「すごく緊張していたけどすんなり…」『腐女子、うっかりゲイに告る。』

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金子大地主演のよるドラ『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』(NHK総合、毎週土曜23:30~)が、4月20日からスタートする。8日、同局にて試写・取材会が行われ、主演の金子をはじめ、ヒロインの藤野涼子小越勇輝谷原章介が出席した。

同ドラマは、浅原ナオトによる小説「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」が原作で、深く心に突き刺さる青春物語。「ゲイ」を隠して生きる高校生・安藤純(金子)と、純の同級生でボーイズラブが好きな「腐女子」で三浦紗枝こと三浦さん(藤野)という、一見あいいれない2人が恋を!? なお、谷原は、純が「マコトさん」と呼び慕うゲイ・パートナー佐々木誠役で出演。誠は、詳しい素性は明かさないが、妻も子もいる会社員らしく……。

主演を務める金子は「純は常に人に対して壁を作っています。親友の亮平や三浦さんにも壁はあるのですが、マコトさんに対しては壁がない。違う純の一面が出せたらいいなと思い、演じました。難しい題材ですが、僕にこんなチャンスをいただけるなんてうれしいです。マコトさんとのキスシーンは、すごく緊張していたんですけど、抵抗はなく、すんなりできたと思っています」とあいさつ。

谷原は、「今回オファーをいただきまして、台本を興味深く読ませていただきました。性の趣向みたいなものをとっぱらってしまえば、自分自身と、まわりの世界にひたむきに向き合う青春群像だなと思いました。こんなにたくさんキスをさせていただいた作品は、初めてでございます。僕自身も一ファンとなった作品ですので、皆さんに楽しんでいただければと思います」と語った。

また藤野は「きょう配られた広報資料を読ませていただいたんですけど、いろんな方の思いが詰まっていて、私はすばらしい現場で三浦紗枝を演じさせていただけたんだなというのを、改めて実感しました。皆さんにこうしてこのドラマを見てもらえるのがすごく嬉しいです。皆さんがどういうふうに思ってくださっているのか、感想を聞くのが楽しみです」とニッコリ。

純の幼なじみ・高岡亮平役の小越は、「やっと完成したなという気持ちでいっぱいです。僕は、主人公の純の幼なじみを演じさせていただきました。(純の股間をもむシーンについて)きっと今までの人生の中で、金子大地くんの股間をこんなにもんだのは僕だけなんじゃないかと思っています。もう今ではふつうに股間をもめるくらいの仲になりました(笑)」と茶目っ気たっぷりにアピールした。

<あらすじ>
同性愛者であることを隠して暮らす18歳の高校生・純(金子)は、書店で三浦さんがBL(ボーイズラブ)マンガを購入するところに遭遇する。「BLはファンタジーだ、現実のゲイは汚い」という純に「それは現実のゲイの人に失礼」と猛抗議する三浦さん。純は、自分が実はゲイだということは母親・陽子(安藤玉恵)にも隠している。三浦さんに興味を持った純は、彼女が愛する同人誌イベントに同行する。一方、自分を自分として誠実に見てくれる純に惹かれる三浦さん。2 人は急接近し、幼なじみの亮平(小越勇輝)がお膳立てしたデートでついに純は三浦さんに告白される!

―「三浦さんとなら普通の幸せを手に入れられるかも。」―三浦さんと順調にデートを重ね、いざセックスしようとするその矢先。意外なことからぎくしゃくしてしまった2人は温泉に向かう。なんと純はそこで、ゲイ・パートナーのマコトさん(谷原)と鉢合わせする。純と三浦さんの恋の行方は? やがて、マコト、母、同級生たちにも波乱が起き、2人の関係はダイナミックに急展開していく――。

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